TOUR RESULT

2019.01.10 - 01.13

ソニーオープン・イン・ハワイ

ソニーオープン・イン・ハワイ
ソニーオープン・イン・ハワイ

最終日に崩れて51位タイフィニッシュも
3日目の「65」に見えた"らしさ"

「優勝争いを出来る場所に
いないといけない」

 松山英樹が2019年の初戦に選んだのが、「ソニーオープン・イン・ハワイ」。2017年以来、2年ぶりの出場となる。今年、松山が目指すのは、不完全燃焼に終わった2018年のリベンジ。それに向け舞台がアメリカ本土に移り、戦いが本格化する前に実戦を肌で感じる機会をつくった形だ。

「試合に出て準備しないとゴルフの状態も分からないですし、早めに出ておきたかったんです」

NEXT

∧

∨

 短いオフの間は、「忙しいときもあったけど、ゆっくり出来るときはゆっくりしました。ゴルフは、あんまりしていないです」とのことで、現在の調子は、「いいかなと思っていますが、まだやってみないと、という感じです」と、手探りの状態だ。ただし、だからといって、この一戦を調整だけに充てるつもりはもちろんない。

「今年は優勝争いを出来る場所にいないといけないと思います。プレッシャーがかかった場面でのゴルフも長らくやっていません。そこでどういう反応が出るか、早くからそういう争いをしてみたいです。自分の状態が良ければですが、パターが入ってくると上位や優勝のチャンスもあると思うので、頑張りたいです」

 問題は、この大会が松山と相性が悪いことだ。これまでアマ時代も含めて計5回出場しているが、予選通過は2015年と2017年の2度。しかも、2015年は3日目でカットとなっている。4日間を完走したのは、2017年の1度きり(27位タイ)だ。

 まるで、このデータを証明するかのように、初日の松山は途中まで良いゴルフを展開しながら、後半に失速してしまった。

 5番で3mほどを外してボギーが先行したが、6番で172ヤードの2打目を同じく3mにつけてバウンスバック。

続く7番でも3mを沈め、9番のロングホールでは194ヤードからしっかりと2オンを果たして2パットのバーディーとし、2アンダーで折り返す。良い流れは、バックナインの立ち上がりでも続いた。11番では4.5mを決め、12番でも164ヤードの2打目を9番アイアンで50cmにつけて、連続バーディー。4アンダーで、リーダーボードの上位に名を連ねた。

「流れは悪くなかったです」という状況が変わったのは16番だ。183ヤードの2打目は、前方に張り出した木の枝葉の下を低い弾道で抜いていったが、ボールは、グリーン右に3つ並ぶガードバンカーの一番手前の中へ。ピンは右サイドと近く、ラインも下りとなる。繊細なコントロールを要求された3打目はわずかにショートして、今度は2つ目のバンカーに捕まってしまった。手痛いダブルボギー。ミスを引きずるように、続く17番でも1mのパーパットが決まらず、この日2つ目のボギーを喫した。

「ショット、パットと、ともに良い所、悪い所が出てしまい、最後はチグハグしてしまいました」

 初日は通算1アンダー、52位タイというスタート。トップとは早くも8打差がついた。

NEXT

∧

∨

 ただ、それでも苦手のコースで「69」。松山も、現状を前向きに見ているようだった。

「ショットは、もっと出来た感じもしますけど、ピンを狙うショットは徐々に良くなってきていたので、そこは明日も続けていければと思います。グリーン上は、良い所もありますけど、悪い所も目立っていたので、その部分をしっかり修正できれば良い位置で回れると思います。今日の途中までのゴルフが、最後まで続くようにしたいです」

 週末もプレーを続けるために、スコアを伸ばして予選通過を果たしたい2日目。爆発とまではいかないまでも、松山は着実にバーディーを重ね、スコアをつくっていった。

 インスタートの13番で3パットを喫し、連日のボギー先行となったが、14番では3.5m、15番では5mを決めて連続バーディー。後半に入っても、1番で6m、7番では段を下る10.5mと、長めの距離のパットが入った。8番では再び3パットのボギーとなったが、最終9番では右ガードバンカーから3打目を1.5mに寄せて、すぐさま1打を取り戻した。この日は3つスコアを伸ばして、通算4アンダー。トップとは10打差の35位タイで、決勝ラウンドにしっかりと駒を進めた。

「良いパットもありましたけど、悪いパットもありました。それでも長い距離を3つぐらい沈めることが出来たので良かったです。スコアを出さないと優勝は厳しいので、明日も伸ばせるように頑張ります」

 ただ、この日の松山は、前日以上に内容に納得していなかった。

「昨日良かったアイアンが上手く打てず、1日の中で修正出来れば良かったのですが、出来ずに終わりました。ロングゲームとショートゲームに不安があるので、アイアンが上手くいかないと厳しいです。スイングは、大会前は良かったのですが、今週になって悪くなってしまいました。その中でも少しずつ良い方向に向かっているので、あとはそれを試合で出せるかどうか。残り2日間プレー出来るので良かったです」

過去5回の出場も含めての
今大会ベストスコアで17人抜き

 迎えたムービングデーの3日目。松山は、自分が語った言葉を実証するかのように、アイアンショットを修正してスコアを伸ばしてみせた。

NEXT

∧

∨

 8番までパーを重ねる我慢が続き、9番でようやくスコアが動いた。右ラフから223ヤードの2打目を2オンさせて、2パットのバーディー。バックナインに入っての10番では、60cmほどの"お先に"のパットを外し、ボギーを喫したが、これがこの日唯一のボギーだった。すかさず11番で5mを沈めてバウンスバックすると、12番でも5mがカップを半周して入って、連続バーディー。

 圧巻は上がりの3ホールだ。16番では165ヤードの2打目を2.5mにつけて、この日4つ目のバーディーとすると、17番で4m、最終18番で4.5mを決めて、3連続バーディー締め。5アンダーをマークして、通算9アンダーとし、17人抜きの18位タイに浮上した。「65」は、過去5回の出場時も含めて、今大会における松山のベストスコアだ。

「ショットに関しては良いものがしっかり出せるようになってきたと思います。パットは良い所、悪い所の両方ありましたが、最後に上手く伸ばせたので良かったです」

 トップとの差は9打と、1打しか縮められなかったが、9人が並んだ5位タイまでは、わずかに2打差。充分に上位進出が狙える。

「昨日よりショットの感触が凄く良いので、もう1回良いスコアで回れるように頑張りたいです。トップ10も狙える位置なので、頑張ります」

 しかし、まだまだ松山は復調途上ということか。日に日にスコアを伸ばし、60台を並べてきた3日間に反し、最終日は、「何もかもダメでした」という辛い1日となった。

 1番で1mに満たないパーパットを外したことが、松山のゴルフをおかしくさせた。2番でも、バンカーからの22ヤードの3打目を1mに寄せながら、パーパットを外した。3番では、137ヤードの2打目を、ほぼ右ピンハイの3mにつけてバーディーを返したが、不安を払拭する力はなかった。7番では、15ヤードのアプローチでライが悪く、いわゆる"チャックリ"となって3つ目のボギー。8番では1.5mのパーパットがカップ右を通過した。

 9番で2オン2パットのバーディーを奪って折り返したが、後半も流れは変わらない。14番では4.5mのバーディーパット、16番では1mのパーパットがカップに蹴られた。最終18番では、この1日を表すように、2.5mのバーディーパットが、またしてもカップに弾かれ、グリーン周りはギャラリーからの落胆の声で覆われた。

NEXT

∧

∨

「なかなか上手くパッティングがアジャスト出来なかったので、その結果、ショットにも影響がありました。それを立て直すぐらいの状況だったらスコアを伸ばせると思うんですけど、まだそこまでのレベルには行ってないなという感じです」

 今週初の70台となる「73」で通算6アンダーとなり、前日の17人抜きから一転、順位は33も急降下して51位タイ。

「良いパフォーマンスが出せないと、こういう結果になることが改めて分かりました」

 ただ、4日間の戦いには収穫もあるだろう。3日目には、松山らしい爆発力も垣間見えた。

「試合でしか分からないことも、たくさんあると思います。今週、良い所もあったので、これを1週間しっかりとつくり上げて、次に向けて頑張りたいと思います」

 次戦は、2週後の「ファーマーズ・インシュランス・オープン」。強豪が大挙して出場してくることが予想される。彼らと伍して戦う松山を見ることは出来るだろうか。メジャーを占う上でも、重要な一戦となる。

NEXT

∧

∨

スコアボード

HOLE
Par
ROUND4
ROUND3
ROUND2
ROUND1
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 T
4 4 4 3 4 4 3 4 5 4 3 4 4 4 4 4 3 5 70
5
1
5
2
3
1
3
1
4
1
4
1
4
2
5
3
4
2
4
2
3
2
4
2
4
2
4
2
4
2
5
3
3
3
5
3
73
3
4
E
4
E
4
E
3
E
4
E
4
E
3
E
4
E
4
-1
5
E
2
-1
3
-2
4
-2
4
-2
4
-2
3
-3
2
-4
4
-5
65
-5
3
-2
4
-2
4
-2
3
-2
4
-2
4
-2
2
-3
5
-2
4
-3
4
E
3
E
4
E
5
1
3
E
3
-1
4
-1
3
-1
5
-1
67
-3
4
E
4
E
4
E
3
E
5
1
3
E
2
-1
4
-1
4
-2
4
-2
2
-3
3
-4
4
-4
4
-4
4
-4
6
-2
4
-1
5
-1
69
-1

リーダーズボード

Pos Name
1 マット・クーチャー
2 アンドリュー・パットナム
3T マーク・レイシュマン
3T ハドソン・スワッフォード
3T チェズ・リービー
3T コリー・コナーズ
7 デービス・ラブIII
8T ブライアン・スチュアード
8T チャールズ・ハウエルIII
10T セバスチャン・ムニョス
10T カン・スン
10T ブライソン・デシャンボー
51T 松山英樹
Total Thru Round R1 R2 R3 R4 Strokes
-22 F -4 63 63 66 66 258
-18 F -2 62 65 67 68 262
-17 F -6 67 64 68 64 263
-17 F -6 65 67 67 64 263
-17 F -3 65 65 66 67 263
-17 F -6 68 67 64 64 263
-16 F -5 67 68 64 65 264
-15 F -4 66 69 64 66 265
-15 F -4 69 66 64 66 265
-14 F -5 68 65 68 65 266
-14 F -6 70 67 65 64 266
-14 F -3 69 67 63 67 266
-6 F 3 69 67 65 73 274

∧

∨

  • LEXUSについて詳しくはこちらLEXUSについて詳しくはこちら
  • LEXUS COLLECTIONLEXUS COLLECTION

松山英樹は2014年1月よりLEXUSの所属となりました。