TOUR RESULT

2018.10.18 - 10.21

CJカップ・アット・ナインブリッジズ

CJカップ・アット・ナインブリッジズ
CJカップ・アット・ナインブリッジズ

PGAツアー6年目のシーズンがスタート
2日連続60台で18位タイ発進

心配された右手首の違和感は、
「100%ではないが、試合には影響がない」

 松山英樹の新たなシーズンは、昨年同様に、先週開催のCIMBクラシック(マレーシア)で幕を開ける予定だった。しかし、右手首の違和感により出場を回避。2018-2019年第3戦目となる「CJカップ・アット・ナインブリッジズ」が初戦となった。会場は韓国・済州島。松山は、2015年のプレジデンツカップ以来となる韓国でのプレーだ。

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 心配された右手首は、「まだ100%ではないけれど、試合には影響がないと思っています」という状態。ゴルフの調子も、前シーズンのツアー選手権が終わって以降、「少し練習をやっていたにも関わらず、なかなか上手くいかないなというのが現状です」と言う。もちろんそれでも、ただ出場するだけに終わるつもりはない。

「今週、来週と試合が続くので、その中で掴んでいければいいなと思います。ポイントを稼がないといけないと思うので、しっかり上位争い出来るように頑張りたいと思います」

 強い風がコースを襲った初日。松山は、同組の2人のメジャーチャンピオン(ともにオーストラリア出身のジェイソン・デイとアダム・スコット)を向こうに回し、堅実なプレーを展開した。出だしの1番、2番で約2m、約3mのチャンスをものに出来なかったが、4番ではセカンドショットをピン約1mにつけて、初バーディー。7番では2打目でピンから大きく右にスタンスを向ける難しいアプローチを強いられたが、約1.5mに寄せてナイスパーセーブとすると、9番ではグリーン右手前のフェアウェイからピッチエンドランでカップインかと思わせる3打目で1m弱に寄せてバーディーを奪った。

 2アンダーで折り返した後半では、12番で花道からのアプローチを1m弱につけて3つ目のバーディー。

しかし15番で、118ヤードの2打目がダフリ気味になってグリーン手前のバンカーの縁のラフに捕まり、初ボギーを喫してしまう。また、最終18番でもフェアウェイからの3打目が風であおられてグリーンに届かず、バンカーに打ち込んでボギーというすっきりとしない上がりとなった。通算1アンダーは11位タイで、トップとは3打差。好位置ではあるが、内容には納得出来ない部分も多い。

「手応え的には、かなりなミスショットがフェアウェイに行ってくれたりと、そういうのが多かったので、今日は助かりました」

 ただそれでも、強い風の中でのこのスコアには、ある程度満足も出来たようだ。

「これだけ風が吹いて簡単なことはないです。みんな苦しんでいると思うけれど、その中では良いほうのプレーが出来たんじゃないかなと思います」

 2日目は一転、風は穏やかな部類のものとなった。初日のアンダーパーは、松山も含めて18人だったが、こうなれば誰もがスコアを伸ばす。しかし、松山はその波に乗り損ねた。

 10番からスタートして、12番ではグリーン右手前のバンカーから距離のある3打目となったが、しっかりとピンに絡めてバーディーを先行させた。しかし、「最初から違和感がありました」というパッティングがスコアを崩す要因となった。

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13番では約1mのパーパットがカップ左を通過すると、14番では50cmほどのパーパットがカップでUターンした。15番では、段を超える長いバーディーパットが約3mを残して、思わぬ3連続ボギー。18番では約2.5mのチャンスを迎えたが、ここでもパットは決まってくれない。

 後半に入っても、ボギーが先行した。2番では、1m強のパーパットが14番のようにカップでクルリ。4番ではパーオンを逃して、グリーン左手前からのアプローチも約3mにしか寄せられず、5つ目のボギーを喫した。

 ようやく立て直せたのは、6番から。2打目を2m強につけて、ようやく2つ目のバーディーとすると続く7番では1打目を約3.5mにつけて、わずかに左に曲がるラインを読み切った。9番ではバンカー縁のラフから打った2打目が右の林に飛び込んだが、キャディが、「横に出しますか?」と聞くほどの状況で、松山は前方に並ぶ木の間を抜いていく強気の選択。「フェアウェイとかベアグランドならほぼ通せる自信はありました。ラフだったので少し不安はありましたが、今日は打っているし、パーを取らないと週末にチャンスが残らないような気がしたので」という3打目は、幅2mほどしかない空間をうまくすり抜けてグリーン左手前バンカーまで達し、見事パーセーブとなった。ボギーはなんとか5つで留めて、この日は2オーバー。通算1オーバーの44位タイで週末を迎えることになった。

「後半に入って6、7番と、よく入ってくれたなという感じですね。ショット自体も、昨日もそんなに良くなかったですし、今日も良くなかったので、明日、しっかり立て直してアンダーパーを出せればという感じです」

 首位とは10打差に広がったが、3日目次第では、まだまだ充分に上位に食い込める。

「今日くらいの風なら、6、7アンダー出す人がいます。自分もそういうプレーが出来るように頑張りたいと思います」

「本当に大事なのは3月から」
視線は春以降のビッグトーナメントへ

 10番からの、悔しい"裏街道"スタートとなった3日目。松山は、ショットを改善してきた。パーオン率は18ホール中18という100パーセント。自然とスコアはまとまった。12番では、3打目がグリーン左手前から距離のあるバンカーショットとなったが、しっかりとグリーン右奥のピンに突っ込んで、約1m。3ホール目でバーディーを先行させると、13番では約5mの下りをナイスタッチで沈め、14番では2打目を右ピンハイ約1.5mに絡めて、3連続バーディーを奪った。3アンダーで迎えた後半も、出だしでバーディーの固め打ち。

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1番では約4mの右に曲がるラインを決めて4つ目のバーディーとすると、3番では3打目をショートサイドのピン左約2.5mにつけ、4番でも2打目を右ピンハイ約2.5mに絡めて連続バーディー。結局この日はボギーフリーの18ホールとなって、6アンダー。トータルでも一気に5アンダーまでスコアを上げた。

 ただ、ホールアウト後の松山は、満面の笑みとはいかなかった。「良いパットもかなりありますが、今日は最後のほうでほとんど入ってないですし」と振り返ったように、パッティングが決まっていれば、もっとスコアを伸ばせるはずだった。前半の17番では約2mのチャンスで、ボールが思ったよりも左に切れずカップ右を通過したし、後半も、6番では約2mのバーディーがカップに蹴られ、8番の約3m、最終9番の約2mも入らなかった。

 それでも首位との差は8打に縮まり、順位は17位タイ。トップ10も狙える位置だ。

「ティーショットのミスも多いですし、ミスにならないように小手先で調整しちゃっているのもあります。それでも、こうやって良いスコアで回れたので良かったです。明日もしっかりと同じようなプレーが出来るように頑張ります」

 松山は最終日も、ビッグスコアを予感させるスタートを切った。1番こそ2m強のパーパットが決まらず、ボギー発進となったが、3番で3打目のロブショットを約1mにつけてすぐさまスコアを戻し、4番でも左ピンハイ1m弱のチャンスをものにして連続バーディー。

さらに、7番では抑えたスイングで放った1打目が、ホールインワンかと思わせるショットとなってカップ右を通過し、ベタピンから"お先に"のバーディーとすると、9番では約3mの左に曲がるラインを読み切った。前半9ホールで3アンダーは、悪くない。

 しかし、後半に入って勢いにブレーキがかかった。「前半はまだ良かったんですけど、昨日良かったショットがなかなか後半は思うように打てなくなって、チャンスもつくれませんでした。ショートゲームも12番のミスとかがあって、ちょっと苦しい流れでしたね」と言うように、11番では1打目を左の藪の中に打ち込んでボギーとすると、12番ではグリーン右サイドのバンカーからの3打目がホームラン気味となってグリーン左サイドにオーバーし、バーディーを奪えなかった。14番でも左ピンハイ約5mのチャンスで、パットはカップ右を通過。

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最終の18番では、尾根のような段を超える、距離合わせの難しいイーグルトライを約1mに寄せて、なんとか後半9ホールをパープレーに戻したが、この日のスコアが3アンダーでは、ジャンプアップは望めなかった。通算8アンダーで18位タイ。優勝スコアは21アンダーと遠く、まだまだ調整不足という現状を表す結果となった。

 ただ、松山は先を見据え、焦らずじっくりと状態を上げていく覚悟だ。

「期待していた自分の結果とは違うけれど、想像していた最悪よりは良かったので、まあ良かったんじゃないかなと思います。本当に大事なのは3月から。大きな試合が始まる3月から8月まで、しっかり良いプレーが出来るようにしたいです」

 次週は中国・上海での、世界ゴルフ選手権シリーズの1戦、HSBCチャンピオンズ。

「まず体を休めて、何が出来るかわからないですけど、しっかりと良い状態で入れるように頑張りたいなと思います」

 2016年に優勝した好相性の地を、完全復調への足掛かりとしたいところだ。

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スコアボード

HOLE
Par
ROUND4
ROUND3
ROUND2
ROUND1
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 T
4 3 5 4 4 4 3 4 5 4 4 5 3 4 4 4 3 5 72
5
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E
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4
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4
-2
3
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6
-1
71
-1

リーダーズボード

Pos Name
1 ブルックス・ケプカ
2 ゲーリー・ウッドランド
3T ライアン・パーマー
3T ラファエル・カブレラ・ベロ
5T ジェイソン・デイ
5T スコット・ピアシー
7T パット・ペレス
7T チェズ・リービー
7T キャメロン・スミス
10T アダム・ハドウィン
10T アダム・スコット
10T J.J. スパウン
10T イアン・ポールター
18T 松山英樹
Total Thru Round R1 R2 R3 R4 Strokes
-21 F -8 71 65 67 64 267
-17 F -9 73 67 68 63 271
-15 F -10 72 70 69 62 273
-15 F -7 73 70 65 65 273
-12 F -5 73 71 65 67 276
-12 F -3 70 65 72 69 276
-11 F -3 72 68 68 69 277
-11 F -3 68 70 70 69 277
-11 F -3 74 67 67 69 277
-10 F -8 71 71 72 64 278
-10 F -9 75 69 71 63 278
-10 F -4 71 70 69 68 278
-10 F -1 70 69 68 71 278
-8 F -3 71 74 66 69 280

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松山英樹は2014年1月よりLEXUSの所属となりました。