TOUR RESULT

2018.09.06 - 09.09

BMW選手権

BMW選手権
BMW選手権

目安の24位を超える15位で
フェデックスカップランキング27位
2014年からの最終戦連続出場は3人のみ

初めての会場、半分のコースチェック
それでも首位と3打差の3位タイで
週末へ

 フェデックスカップランキング28位でプレーオフシリーズ第3戦、「BMW選手権」に進出した松山英樹。ツアー選手権出場圏内(30位まで)ではあるが、安心は出来ない。PGAツアーの試算によれば、今大会で24位までに入れば、松山は最終戦に出場できそうだと言う。

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 今大会は、前戦から中2日で開幕するスケジュール。松山は、火曜日の9月5日を休養に充て、翌水曜日のプロアマ戦をコースチェックの場とする予定だった。しかし、インの10番からスタートし、9ホールを終えたところで体調不良により途中棄権した。何しろ今大会は、ブリヂストン招待から数えて6連戦目となる。仕方のないところだろう。

 ただ、コースチェックを完了できなかったのは痛い。会場のペンシルベニア州アロニミンクゴルフクラブは、2010、2011年にAT&Tナショナルを開催したコースだが、いずれも松山のPGAツアー参戦前のこと。アウトコースは、ぶっつけ本番だ。

 しかし初日の松山は、その"未知"のアウトで順調にスコアを伸ばしていった。2番でピン手前5mを沈めてバーディー先行すると、3番では、140ヤードの2打目でショートサイドのピン右1mにつけ、4番では小さな段を上る11mのロングパットも決めて、いきなりの3連続バーディーを奪った。前半最後の9番でも、17ヤードの3打目アプローチを50cmほどに寄せてタップイン。4アンダーで折り返す。

 11番では、17mのバーディーパットが4.5mショートしてボギーを喫したが、この日のボギーはこれだけに抑えた。17番では、1打目をほぼ右ピンハイの4.5mにつけ、5つ目のバーディー。4アンダーの12位タイで、トップとは4打差と上々の滑り出しだ。

 ホールアウト後の松山は、4アンダーというスコアにまとめられた要因を、「たまたまですけど、長いパットが入ってくれたりとか、流れに乗れそうなところでポンポンと入ってくれたりしているので、そういう所かなという感じですね」と語った。前週の最終日では、6アンダーを叩き出しながら、自身のゴルフにまだまだ満足していない様子だったが、今大会に入っても、感触はそれほど良化していないようだ。

「ティーショットは、最初の何ホールかは良かったですけど、暴れ始めました。悪いなかでも徐々に徐々に幅が狭くなってきているので、そこは救いかなと思います」

 しかし、言葉とは裏腹に、松山は2日目にさらなるチャージを見せた。

 インからスタートのこの日、まず11番で101ヤードの2打目をベタピンとして"お先に"のタップイン。12番でも、右セミラフからの156ヤードの2打目を2mにつけて、連続バーディーを奪った。14番では、1打目をほぼ右ピンハイの2.5mとして3つ目。16番では242ヤードの2打目で8mに2オンし、2パットで収めて、前半を4アンダーでまとめた。

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 後半に入っても、まずまず順調にスコアを伸ばした。2番では、2mの右に曲がるラインを沈め、5番では1打目を右ピンハイの1m弱につけた。最終9番でも4.5mからジャストタッチでカップイン。4番では、17mから3パットを喫してボギーとしたが、2日目もボギーは1つに留めた。この日のスコアは6アンダーで、通算10アンダー。トップとは3打差の3位タイで、完全に優勝争いの選手リストに名前を載せた。

 しかし、この日の松山のコメントも、とても3位タイとは思えないものばかりだ。

「本当にビシバシとショットが決まっているかと言えば、そうではないですし、ある程度の感じでこのスコアが出せているので良かったなという感じですね」

 前日よりも2ホール多い9ホールでフェアウェイを捉えたティーショットも、「大きな進歩はないですね」と、手厳しい。ここに来て、今シーズン初優勝も見えてきたが、松山は「酷」というフレーズまで使って、週末への展望を語った。

「優勝争いした時にどうなるかという不安は凄くあります。今の状態で言うと、そんなに多くを期待するのは自分自身に酷だとは思いますが、しっかりとまず明日良い位置で終れるように頑張りたいと思います」

体調不良にも負けず4戦連続でトップ15入り

 2日目までは30度以上の暑さだった当地だが、3日目は明け方まで雨が降り、気温も大きく下がった。松山は長袖のウェアを着たり脱いだりしながら、18ホールを回った。

 1番で花道からの41ヤードのアプローチを6mショートし、前2日間とは違ってボギー先行となったが、松山はその後をボギーフリーでまとめ、この日もボギーを1つに抑えてみせた。5番では、1打目をピン手前1.5mにつけて、この日のスコアをイーブンとすると、後半の10番では102ヤードの2打目をピン奥からスピンと傾斜で戻して、ピン左奥2m。右に曲がるラインを読み切った。続く11番でも、114ヤードの2打目がショートサイドのピン左に落ちて、スピンと傾斜で右に流れて1.5m。下りのパットを慎重に沈め、連続バーディーを奪った。16番では、グリーン左手前からの30ヤードの3打目が3.5mショートしたものの、しっかりとパットを決めて4つ目のバーディー。この日は3打伸ばして、通算13アンダー。順位は7位タイに下がり、首位との差も4打に広がったが、充分に逆転が可能な位置であり、松山も、「しっかり伸ばしていけばチャンスがなくもない数字だと思いますので、頑張りたいなと思います」と、優勝に期待感を示した。

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 心強いのは、パーオンのスタッツだ。3日間54ホール中50ホールは、全体1位。ただ、松山の感覚は、「どうなのか分からないです」と、依然納得はしてはいない。

「ほとんどフェアウェイに行きましたし、グリーンにもほぼ乗っているんですけど、今一つピタッと来るものがなくて、その中でも3アンダーで回れたのは良かったと思います」

「今の自分の状態」が出たと言うグリーン上も、悔しい所だろう。この日はもっと伸ばせるはずだった。2、3番では約4mを続けて外し、6番で1.5m、9番でも2mが決まらなかった。後半も、12番で4m、17番で4.5mのチャンスを逃した。

 ただ、それでも気持ちを途切れさせなかった所は、松山も満足している。

「明日、天候がどうなるか分からないですけど、しっかりと今日みたいにチャンスが来るのを待ってプレー出来ればいいなと思います」

 松山の指摘通り、4日目は悪天候で中止。前戦に続き、月曜日決着となった。この日もコースは、時折冷たい雨が強く降る悪天候に見舞われた。また、ホールアウト後に、「昨日休んで良くなるかなと思っていましたが、あまり良くはなりませんでした」と明かしたように、松山の体調はどうやら相当に悪かった。

6連戦の疲れに、急激な気温低下が重なったせいだろう。だが、そんな中で松山は優勝こそならなかったが、よく堪えた。

 1番で2.5mを沈めて幸先よくバーディー発進したが、3番では2打目でバンカー手前の縁の深いラフにつかまって、3オンも叶わずボギー。しかし、4番では156ヤードの2打目をピン手前2.5mに絡めて、すかさずバウンスバックを果たした。折り返して11番では、ピン奥3mからの下りで左に曲がるバーディーパットを丁寧に流し込んだ。

 ピンチは、13番で3m強のバーディーパットを外した後の14番から。1打目がグリーン奥のバンカーに捕まり、21ヤードの2打目も思いの外スピンがかかって止まってしまい、6mのパーパットを外した。15番でも、グリーン右手前バンカーからの19ヤードの3打目が、いわゆる"ホームラン"気味のようにも、シャンクのようにも見える1打となって6.5mのパーパットを残し、連続ボギー。順位は15位タイに下がり、これ以上スコアを落とすと、最終戦への目安である24位も見えてきてしまう嫌な流れとなった。

 しかし、すぐバウンスバックして苦境を脱するあたりが松山らしかった。16番でグリーン右奥からのアプローチをベタピンに寄せてバーディーを奪い、安全圏へと再浮上。

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上がり2ホールもパーでまとめ、通算14アンダーで単独15位フィニッシュとなった。松山は、ウィンダム選手権から4戦続けて、トップ15に入り続けたことになる。

「いい所もあったんですけど、なかなかパットが決め切れなくて、伸ばせなかったなという感じですね。3日目、4日目でもうちょっと精度の高いショットと、パットを打たないと伸ばしていけないことが分かったので、これはこれからの課題かなと思います」

 優勝も期していただけに、この日も松山は反省の弁が多かった。8番で2.5m、9番で2m、13番で3m強、最終18番で5m強のチャンスを逃したのが悔しい。パーオンのスタッツも、大会を通じて全体1位とはなったが、この日は4日間で一番少ない13ホール(初日17、2日目16、3日目17ホール)に留まった。

 ただそれでも、フェデックスカップランキングでは27位となって、とにかくトップ30には残った。プレーオフシリーズ突入時の76位からツアー選手権進出にまで漕ぎ着けたのは、本当に見事と言う他ない。

「ゴルフはしないです。とりあえず休みます」

 久々のオープンウィークで心身ともにリフレッシュし、松山はジョージア州アトランタへと5年連続で向かう。

なお、2014年から5年続けての出場は、他にジェイソン・デイ(オーストラリア。6年連続)とパトリック・リード(アメリカ)の2人だけという偉業だ。

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スコアボード

HOLE
Par
ROUND4
ROUND3
ROUND2
ROUND1
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 T
4 4 4 4 3 4 4 3 5 4 4 4 4 3 4 5 3 4 70
3
-1
4
-1
5
E
3
-1
3
-1
4
-1
4
-1
3
-1
5
-1
4
-1
3
-2
4
-2
4
-2
4
-1
5
E
4
-1
3
-1
4
-1
69
-1
5
1
4
1
4
1
4
1
2
E
4
E
4
E
3
E
5
E
3
-1
3
-2
4
-2
4
-2
3
-2
4
-2
4
-3
3
-3
4
-3
67
-3
4
-4
3
-5
4
-5
5
-4
2
-5
4
-5
4
-5
3
-5
4
-6
4
E
3
-1
3
-2
4
-2
2
-3
4
-3
4
-4
3
-4
4
-4
64
-6
4
E
3
-1
3
-2
3
-3
3
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4
-3
4
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3
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4
-4
4
-4
5
-3
4
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4
-3
3
-3
4
-3
5
-3
2
-4
4
-4
66
-4

プレーオフ

優勝者 NO 1
HOLE 18
PAR 4
キーガン・ブラッドリー 4
  ジャスティン・ローズ 5

リーダーズボード

Pos Name
1 キーガン・ブラッドリー
2 ジャスティン・ローズ
3T ビリー・ホーシェル
3T ザンダー・シャウフェレ
5 ロリー・マキロイ
6T ウェブ・シンプソン
6T タイガー・ウッズ
8T トニー・フィナウ
8T フランチェスコ・モリナリ
8T トミー・フリートウッド
8T リッキー・ファウラー
15 松山英樹
Total Thru Round R1 R2 R3 R4 Strokes
-20 F -6 66 64 66 64 260
-20 F -3 66 63 64 67 260
-19 F -6 64 67 66 64 261
-19 F -3 63 64 67 67 261
-18 F -2 62 69 63 68 262
-17 F -5 66 67 65 65 263
-17 F -5 62 70 66 65 263
-16 F -5 68 64 67 65 264
-16 F -3 70 63 64 67 264
-16 F -1 71 62 62 69 264
-16 F -1 65 65 65 69 264
-14 F -1 66 64 67 69 266

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松山英樹は2014年1月よりLEXUSの所属となりました。