TOUR RESULT

2018.08.16 - 08.19

ウィンダム選手権

ウィンダム選手権
ウィンダム選手権

今季5度目のトップ15となる11位タイ
ランキング76位で
プレーオフシリーズへ

「試合をやりながらじゃないと
直せないのかなと思い始めた」

 松山英樹が2年ぶりにエントリーした「ウィンダム選手権」。エントリー理由は2つある。1つは、2014年から連続出場を続けている、最終戦のツアー選手権に何としても進出するため。現在のフェデックスカップポイントランキングは88位で、仮にこのままだと、プレーオフシリーズ第3戦のBMW選手権にも出場出来ない。

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「本来だったらここに出ないで、プレーオフシリーズ4試合をしっかり戦いたいんですが、そうも言っていられない状況になってしまいました。今の順位からするとトップ30に残るのも大変な位置ですが、少しでもここで稼いで、次の2試合でもっと上に余裕で行けるような成績を残したいと思っています」

 もう一つは、ゴルフの調子を少しでも上向かせるため。ここ最近は、練習場では良くても、試合に入るとその好調さを発揮出来ないという状況が続いてきた。

「試合に近づくと悪くなったりするので、試合をやりながらじゃないと直せないのかなと思い始めて、出ようと思いました」

 松山の世界ランク16位は、フィールド最上位。その地位に相応しいプレーをしたい所だが、初日は今の松山を象徴するように出入りの激しい内容となった。

 前半11番で7.5mを外してボギーが先行したが、12番では段を上る10mのロングパットを決めてバウンスバック。14番では3mのパーパットがカップ右を通過し、再びボギー先行となったが、続く15番で206ヤードから2オンし、10mから2パットで収めて、すかさず1打を取り戻す。さらに17番では136ヤードの2打目をピン1mに絡め、後半の5番では5mへの2オンから2パット。

この時点で、スコアを2アンダーまで引き上げた。

 しかし、7番、8番が、「もったいなかったです」というミスになった。7番では1.5mのパーパットが左に外れて、8番では1mのパーパットがカップに蹴られた。最終の9番では141ヤードの2打目を2mにつけて、最終的にボギーよりもバーディーを1つ多くすることが出来たが、トップとは10打差の73位タイ。すっきりしないスタートだ。

「アイアンはかなり良くなってきています」という一方で、この日8ホールに留まったフェアウェイキープ数がもどかしかった。

「フェアウェイに行ってくれれば、もうちょっとアイアンをいろいろ試していけるかなという所はあるのですが、最初はラフばかりに行っていたので、なかなかスイングのことを意識出来なかったりしました。そこら辺が今のスコアに繋がっているのかなと思います」

 ブラント・スネデカー(アメリカ)がこの日、目の前で「59」をマーク。「簡単そうでしたね」と松山は評したが、それが2日目のゴルフに何か良いイメージを与えたのだろうか。スコアこそ大きく伸ばすには至らなかったが、松山は初日以上に安定したプレーを見せた。

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 2番で3mのパーパットを外して、この日もボギー先行となったが、4番で158ヤードの2打目を3mにつけてバーディーを奪うと、続く5番でも4mのイーグルトライから楽々のバーディー。8番で7.5mから3パットを喫したが、これも9番で3.5mを決めて、すぐさま取り戻した。後半はスコアの動きが乏しかったが、17番で133ヤードからの2打目をベタピンにつけ、"お先に"のタップイン。この1打で通算3アンダーまでスコアを上げ、カットライン上の52位タイで予選を通過した。首位とは11打差。

 松山が、「チャンスは多かったと思います」と振り返った後に、「ずっと入らなかったですね」と付け加えたように、惜しむらくは、他にもたくさんバーディーを取れそうなホールがあったことだ。この日、14ホール中11ホールまで伸びたフェアウェイキープ数が、そのままチャンスの増加に繋がった。1、6番で2mが決まらず、10番ではショートサイドのピン左1mからパットを打った瞬間、入ったと思って歩き出したが、ボールは急激に右に切れていった。14番でも3.5mを外した。本人は予選落ちの危機も意識していたはずだが、内容的には逆に、もっと上位に顔を出していてもおかしくないゴルフだった。

「悪いショットも多少なりともありましたけど、それでもここ最近の中ではかなり良いほうだと思います。なかなか決めきれない中で、よく持ちこたえて予選を通ることが出来たと思います。トップと離れていますが、ちょっとはまって行けばビッグスコアを出せなくもないと思います。まずは、チャンスを多く作れるように頑張りたいと思います」

ショットが悪くてもまとまるスコア
戻りつつある"松山らしさ"

 3日目は、久々に松山の"良い方"の予言通りになった。結果から言えば、充分にビッグスコアと言える「64」。これは今季自身2番目に良いスコアだ。(ベストは「63」が2回)

 2番で、左ラフから164ヤードの2打目を左ピンハイ1.5mにつけてバーディーとすると、5番では8mの大きく右に曲がるイーグルパットを見事に沈めた。さらに9番では、152ヤードから2打目をピン奥の傾斜とスピンで戻して2m。下りのパットを沈めて、前半で4打を稼いだ。

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後半も、攻めのゴルフが続く。12番では、ほぼ右ピンハイの1.5mがカップでクルリと1周近く回りながら沈んだ。続く13番では128ヤードの2打目をピン右1mにつけ、16番でもピン手前1m。18番で13ヤードのロブショットがボールの下を潜ってボギーとしたが、この日、一気にトータルスコアを9アンダーにまで伸ばし、上位をうかがった。悪天候で第3ラウンドは4日目に及んだが、全員がホールアウトすると、松山の順位は24位タイ(首位と7打差)となっていた。

 この結果に松山も、「久々に良いスコアで回れたので良かったなと思います」と自己評価した。しかし、前日に続いてこの日も逃したホールが多く、その悔しさも頭に残っている。3番で4.5m、4番で4m、7、8番では3m。後半に入っても10番で3.5m、17番で4m。もし全部決めていれば、スネデカーの「59」を1打上回れていたことになる。

「2番をとって3、4番を取れないという所が今の自分を表しているのかなと思いながら、5番でイーグルが取れたので、7、8番と取れるかなと思いました。そこでも取れなかったので、こんなものなんだろうなと思いながらやっていました」

 ただ、それでも1日6アンダーは嬉しい。

「やっぱり結果が出ると楽になります。そういう意味では良かったです。明日も今日くらいチャンスを作って、パター次第という状況に出来たら、いいスコアで回れるんじゃないかなと思います」

 再びビッグスコアを出せば、トップ10も充分狙える最終日。松山は、言葉通りに序盤からチャンスを演出していった。

 2番では3mを外したが、続く3番で1打目をショートサイドのピン右3.5mにつけ、初バーディー。5番では7mのイーグルトライから楽々と2つ目を奪った。6番でも3m弱のチャンスを迎えたが、惜しくもカップ左を通過。しかし、8番では79ヤードの2打目をピン奥から2mに戻し、パットも沈めて、すぐに悔しさを消した。前半最終の9番でも、バーディーとはならなかったが、右ラフから161ヤードの2打目を3mに絡めた。

 後半に入り、10、11番でフェアウェイからチャンスにつけられず、それが悪い流れとなったのだろうか。12番では1打目をグリーン右に外し、2打目の16ヤードのロブショットも6mオーバーさせて、この日唯一のボギー。それでも、続く13番からが圧巻だった。121ヤードからピン奥1mにつけて4つ目のバーディーとすると、14番では152ヤードから、狭いショートサイドのピン右手前2mにつけ、15番では231ヤードから7mのイーグルチャンスに2オンさせて、3連続バーディー。

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「2日連続で5アンダー以上出せて良かったなと思います」と松山が言ったように、前日の6アンダーに続いて5アンダーをマークし、トータルスコアを14アンダーにまで上積み出来た。順位は11位タイと、トップ10はならなかったが、トップ15入りは5月のメモリアルトーナメント以来の今季5度目。喜べるデータでもないが、それでも、「こういうプレーを4日間しっかりと続ければ、自ずと上位にいるということが分かったので、それはすごく大事だと思います」と、安心材料にはなった。

 また松山によると、この日のショットは、「4日間の中でいちばん悪かったです。後半は、ほとんどフィニッシュで手を放しました」という状態。その中でスコアがしっかりまとまったことは、本来の松山が戻ってきている一番の証かもしれない。

「悪くても許容範囲内に収まってくれている所は、凄い収穫だったと思います」

 フェデックスカップポイントでは56ポイントを加え、ランク76位でプレーオフシリーズに臨むことになった。少しは気持ちを上げて乗り込めるだろう。

「ずっと悪かったショットが徐々に良くなり始めている所です。残り何試合になるか分からないですが、しっかりと何かを掴んで来シーズンを迎えられるようにやりたいです」

 次週はノーザントラスト、その翌週はデル・テクノロジーズ選手権。第3戦以降へと進出するために、この2週では今週以上のものが松山に求められる。

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スコアボード

HOLE
Par
ROUND4
ROUND3
ROUND2
ROUND1
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 T
4 4 3 4 5 4 3 4 4 4 4 3 4 4 5 3 4 4 70
4
E
4
E
2
-1
4
-1
4
-2
4
-2
3
-2
3
-3
4
-3
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4
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3
-4
4
-5
3
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-5
65
-5
4
E
3
-1
3
-1
4
-1
3
-3
4
-3
3
-3
4
-3
3
-4
4
-4
4
-4
2
-5
3
-6
4
-6
5
-6
2
-7
4
-7
5
-6
64
-6
4
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5
1
3
1
3
E
4
-1
4
-1
3
-1
5
E
3
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4
-1
4
-1
3
-1
4
-1
4
-1
5
-1
3
-1
3
-2
4
-2
68
-2
4
-1
4
-1
3
-1
4
-1
4
-2
4
-2
4
-1
5
E
3
-1
4
E
5
1
2
E
4
E
5
1
4
E
3
E
3
-1
4
-1
69
-1

リーダーズボード

Pos Name
1 ブラント・スネデカー
2T ウェブ・シンプソン
2T 潘政琮
4T ジム・フューリック
4T D.A. ポインツ
6T ライアン・ムーア
6T ブライアン・ゲイ
8T ニック・テイラー
8T ライアン・アーマー
8T デビッド・ハーン
11T 松山英樹
Total Thru Round R1 R2 R3 R4 Strokes
-21 F -5 59 67 68 65 259
-18 F -8 66 68 66 62 262
-18 F -4 65 64 67 66 262
-17 F -7 65 68 67 63 263
-17 F -3 64 64 68 67 263
-16 F -3 63 70 64 67 264
-16 F -1 70 63 62 69 264
-15 F -7 65 67 70 63 265
-15 F -5 65 68 67 65 265
-15 F E 64 67 64 70 265
-14 F -5 69 68 64 65 266

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松山英樹は2014年1月よりLEXUSの所属となりました。