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2018.01.25 - 01.28

ファーマーズ・インシュランス・オープン

ファーマーズ・インシュランス・オープン
ファーマーズ・インシュランス・オープン

最終日に2人だけの60台で12位タイ
いざ、3連覇のかかるフェニックスへ!

「次のショットに繋げられないのは、
全然いいスイングじゃない」

 前週からアメリカ本土での戦いに移ってきたUSPGAツアー。松山英樹の2018年2戦目は、ファーマーズインシュランスオープン。今大会は、翌週(2015年だけは順番が逆)に行われるウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープンの優勝2回、2位タイ1回、4位タイ1回に比べて、予選落ちが2回、最高位が2014年の16位タイと、対照的な成績となっている。

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それでも松山本人は、ウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープンのTPCスコッツデールがとりわけ好きなコースというわけではなく、一方で今大会のトーリーパインズゴルフクラブは、「苦手とかはあまり思っていないです」とのこと。

「いいパッティングやショットが打てたら、全然攻略出来ないというわけではないと思います」

 ただ、「コースが長いですし、風も吹きますし、フェアウェイを外すと難しいラフが待ち構えていますね」ということで、フェアウェイキープの重要性を説いた。

 サウスとノースの2つのコースに分かれて予選(決勝はサウス)を行う今大会。まずはノースコースの10番からスタートした松山だったが、言及していた通りに、フェアウェイキープが松山のスコアを左右した。「ショットは話にならないくらい良くなかったですね」と振り返ったように、パー3を除く14ホール中、8ホールでティーショットがフェアウェイに行かず、パーオンも18ホールで7ホールのみ。これではチャンスが訪れない。

 13番で右フェアウェイバンカーから放った2打目がグリーン右奥に外れ、アプローチも2.5mほどをオーバーさせてボギーが先行すると、続く14番でも2打目でグリーンを捉えられず、約1mのパーパットもカップでクルリとUターン。前半は、2オーバーで折り返す。

 1番からの後半9ホールでは、まずその1番でようやくバーディーが来た。フェアウェイからの125ヤードの2打目が、左サイドのピン奥からバックスピンと傾斜で戻ってベタピン。しかし、これでも流れはやってこない。4番では2打目をグリーン右のバンカーに外して、ライはいわゆる目玉。3打目は5mほどオーバーし、この日3つ目のボギーを喫すると、続く5番も危なかった。2打目がグリーン左のラフに外れ、3打目のロブショットはわずかにグリーンに届かずバンカーへ。ここでもライが悪かったか、4打目はピンを超えたところまでキャリーが出て、約4.5mオーバーさせてしまった。

 ただ、このパーパットをなんとかねじ込んだのが、大きかったのだろうか。7番では、わずかに右に曲がる約3.5mをジャストタッチで沈め、8番でも約3.5mを決めた。バーディーを2つ取り返して、イーブンパー。よくまとめたと言えるのではないか。

 しかし、順位は84位タイで首位と7打差の出遅れ。松山は、特にショットに対して、厳しい言葉を並べた。

「ドライバーは良かったり、悪かったりですね。1つのスイング自体はいいかもしれないですけど、その後のショットに繋げられないというところで、全然いいスイングじゃないのかなという感じです。伸ばさないと予選通過はないと思います。明日までにどうにかしたいですね」

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 サウスコースに場所を転じた2日目は、結果的にはわずかに前日よりもショットが改善された。フェアウェイキープは14ホール中9ホール、パーオンは18ホール中11ホール。とくに、「最初と最後だけが良かったです」と言うように、序盤と終盤でスコアを稼いだ。

 2番で、136ヤードの2打目を左ピンハイ2mにつけてバーディーを奪うと、4番では189ヤードの2打目がグリーン右のラフに落ちてから左方向へキックし、ボールはグリーンを右から左へと転がって、ピン奥1mに寄っていった。6番でも、グリーン右のバンカーから17ヤードの3打目を1m弱。1ホール置きに、3つのバーディーを奪った。

 中盤は、「ちょっとしたことで上手く出来なかったり、意識しているところを忘れてしまったりしました」というショットもあって、「もどかしい時間」となった。7番では2オンを逃し、3.5mのパーパットがカップ右を抜けた。後半に入って12番では、グリーン右のラフから52ヤードの3打目が、グリーンを横断して左のラフにこぼれて、2つ目のボギーを喫した。

 通算1アンダーは、予選カットが「嫌でも気になる」位置。それでも松山は、「15番からはいいプレーが出来ました」と言うように、終盤で2打をしっかり取り戻した。15番では186ヤードの2打目が奥5.5m。下りのパットを真ん中から決めた。

最終18番では、左ファーストカットからの88ヤードの3打目をピン右1m強。トータル3アンダーまで伸ばし、トップと8打差の33位タイで決勝ラウンド2日間へと駒を進めた。

「よくアンダーパーで回れたなと思いますし、予選通過出来て良かったなと思います」

 大会前、「トップ10に入ったことがないので、そこも目標になります」と語っていたが、そのためには、やはりショットの出来が気になるところ。

「前半と最後のショットは良かったなという感じはありますけど、途中は、曲がり幅こそだいぶ減ったんですが、昨日までとあまり変わらない内容でした。グリーン上は上手くいっても入らないことはありますし、とりあえずショットをしっかりと修正出来たらと思います」

44位タイから順位がみるみる浮上
「3アンダーは次に繋がる」

 実際、2日目の後の練習場では、「いい感じで振れていました」と言う。だが、一晩で状況は変わった。3日目は、「話す内容もないです」とこぼすほどに、ゴルフがままならかった。

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 とくに、10番からスタートの3ホールだ。10番で1m強のパーパットがカップ左を抜けると、11番ではグリーン右手前のバンカーに1打目を打ち込み、12番では201ヤードの左ラフからの2打目が、また右方向に逸れていった。思わぬ3連続ボギー発進。

 14番で121ヤードの2打目を1m強につけ、この日の初バーディーを奪っても、17番では左手前ガードバンカーからの3打目が5.5mオーバー。挽回への灯は、ボギーですぐ萎む。

 バーディーが欲しい18番では、236ヤードから2オンを果たして、きっちりスコアを1打縮め、折り返して2番では5.5mを沈めて、2打を取り返したが、その後の7ホールは、スコアボードにパーの数字を整然と並べるのが精一杯だった。6番では、2打目をグリーン右手前まで運んだが、アプローチは4.5mオーバー。9番も、147ヤードの3打目がピン右手前に着弾するも、傾斜でボールは右に転がり、止まるのにピンから11mまでの距離を要した。ロングホールでもスコアを稼げず、この日のスコアは1オーバー。トータル2アンダーは、トップとの差がさらに9打に広がって、44位タイで最終日へ。

 ショットは、「出来たと思ったら、なぜか曲がっているというのが続いているので、スイングのどこが悪いのか、まだわからない状況です」というのがきつい。

「それがわかれば、すぐに修正出来ると思うので、明日残り1日ですが、しっかりと何か見つけて、来週に向けて、いいきっかけをつくりたいですね」

 4日間で最も強い風がコースを覆った最終日。結果的に、その中でもスコアを伸ばしてみせたということは、松山がいいきっかけを見つけたということだろうか。この日も"裏街道"の10番スタートとなったが、早速、6.5mのわずかに右に曲がるバーディーパットを強めにヒットして沈めると、そこから堅実に、着実に、残る17ホールを進めていった。

 12番では、左ラフに1打目を打ち込んだが、196ヤードの2打目では、前方の木を避けてスライスを打ち、2オン。7m強を残したが、下りのパットをねじ込んだ。15番で2.5m、17番で1.5mと、微妙な距離のパーパットを迎えたが、「パッティングが良かったので助けられました」と言うように、しっかりカップを捉えて、流れを途切れさせない。18番では、最終日お決まりの左手前のピンに対し、104ヤードの3打目を奥目に打って傾斜で戻して、2.5m。下りのパットをカップの"左ドア"から沈めて、前半で3打を縮めた。

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 後半に入って、3番で2.5mを決められず、初ボギーとなったが、そこからも破綻は起こらなかった。最終9番では、右フェアウェイバンカーから262ヤードをグリーン手前のエッジまで運び、7mの3打目はピンにガチャンと当てる、イーグル逃しのバーディー締め。終わってみれば、この日の60台、3アンダーは、2人だけのベストスコア。当然、順位も大きく浮上し、通算5アンダーはトップと5打差の12位タイとなっていた。

「ショットは、フェアウェイには全然行ってない(14ホール中5ホール)ですけど、昨日よりは全然、内容的に良くなっているかなと思います」と自己評価した松山は、昨年12月のヒーロー・ワールドチャレンジ以来の共演となったタイガー・ウッズの話も交えて、続けた。

「3アンダーは次に繋がると思いますし、今のパッティングをしっかり固めていければ。(パッティングは安心材料か?との質問に対して)どうですかね、下の順位で回っていると、あまりプレッシャーという意味では、ないですが、今日はタイガー(ウッズ)が一緒だったので、ギャラリーがたくさんいる中で出来たというのは大きかったかなと思いますね」

 もちろん「次」とは、3連覇がかかるウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープン。「今日良くなりかけたショットをしっかりと修正出来て、パッティングも今のまま上手くいけば、チャンスはあるのかなと思いますね」

 名物の16番をはじめとして、毎年、熱狂的な盛り上がりを見せるTPCスコッツデール。詰めかけた大観衆は今年も、松山のプレーに酔いしれることになるのだろうか。

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スコアボード

HOLE
Par
ROUND4
ROUND3
ROUND2
ROUND1
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 T
4 4 3 4 4 5 4 3 5 4 3 4 5 4 4 3 4 5 72
4
-3
4
-3
4
-2
4
-2
4
-2
5
-2
4
-2
3
-2
4
-3
3
-1
3
-1
3
-2
5
-2
4
-2
4
-2
3
-2
4
-2
4
-3
69
-3
4
2
3
1
3
1
4
1
4
1
5
1
4
1
3
1
5
1
5
1
4
2
5
3
5
3
3
2
4
2
3
2
5
3
4
2
73
1
4
E
3
-1
3
-1
3
-2
4
-2
4
-3
5
-2
3
-2
5
-2
4
-2
3
-2
5
-1
5
-1
4
-1
3
-2
3
-2
4
-2
4
-3
69
-3
3
1
4
1
3
1
5
2
5
2
4
2
3
1
2
E
5
E
5
E
4
E
3
E
5
1
5
2
3
2
4
2
5
2
4
2
72
E

プレーオフ

優勝者 NO 1 2 3 4 5 6
HOLE 18 18 16 17 18 18
PAR 5 5 3 4 5 5
ジェイソン・デイ 4 4 3 4 4 4
  アレクサンダー・ノレン 4 4 3 4 4 6
  ライアン・パーマー 5 -- -- -- -- --

リーダーズボード

Pos Name
1 ジェイソン・デイ
2T アレクサンダー・ノレン
2T ライアン・パーマー
4 J.B. ホームズ
5 キーガン・ブラッドリー
6T チャールズ・ハウエルIII
6T トニー・フィナウ
8T ロバート・ガリガス
8T ハリス・イングリッシュ
8T マーク・リーシュマン
8T ジャスティン・ローズ
12T 松山英樹
Total Thru Round R1 R2 R3 R4 Strokes
-10 F -2 73 64 71 70 278
-10 F 1 70 66 69 73 278
-10 F E 66 67 73 72 278
-9 F E 70 72 65 72 279
-8 F -2 70 69 71 70 280
-7 F -3 69 72 71 69 281
-7 F 1 65 70 73 73 281
-6 F -2 69 70 73 70 282
-6 F -1 70 68 73 71 282
-6 F 1 71 69 69 73 282
-6 F 2 69 70 69 74 282
-5 F -3 72 69 73 69 283

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松山英樹は2014年1月よりLEXUSの所属となりました。

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