TOUR RESULT

2017.09.01 - 09.04

デル・テクノロジーズ選手権

デル・テクノロジーズ選手権
デル・テクノロジーズ選手権

最終日5アンダーは復調の兆しか?
23位タイでランキング4位をキープ

試合になると悪くなるゴルフ
「どうにかして予選を通りたい」

 今年のフェデックスカッププレーオフ2戦目は、開催コースこそマサチューセッツ州TPCボストンと変化はないが、名称はドイツバンク選手権から「デル・テクノロジーズ選手権」へと変わった。松山英樹は第1戦ザ・ノーザントラストにフェデックスカップランク1位で臨んだものの、痛恨の予選落ちで、ランキング4位に後退。

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本人は年間王者について、「あまり考えずにしっかり良いプレーをしたいです。感覚をつかんで、残りの試合をやりたいです」とは言うものの、第4戦ツアーチャンピオンシップを迎えた時に「トップ5にいたらと思います」とも前週には語っていただけに、今大会でしっかりとポイントを積み上げ、ランクを出来るだけ落としたくないところだ。

 しかし、「良くなりつつあるけど、試合になると悪くなる」パターンが続いていると語っていた通り、初日は前戦の悪い流れを引きずっているかのようなプレーだった。3番のパー3では、4.5mのパーパットをオーバーさせ、返しのボギーパットもカップに蹴られてダブルボギー。続く短いパー4の4番では、グリーン左手前バンカーからの22ヤードの2打目を1mにつけてバウンスバックしたが、勢いはつかない。6番では、グリーン奥のラフから13ヤードのアプローチが3mオーバーして、2つ目のボギー。8番も8mのバーディーパットが強めに入ってカップをオーバーし、ピンチを迎えたが、返しの1.5mを沈めて凌いだ。

 後半に入っても、ピンチは多く、少ないチャンスは決まらないという苦しい展開。10番では1打目を右に曲げ、2打目は出すだけとなったが、7.5mのパーパットをねじ込んだ。

14番では、169ヤードの第2打で左のラフで左足を大きく上げるアドレスを強いられ、放ったショットはグリーン左のラフに入ったが、再び1.5mのパーパットを沈めた。16番では4.5mのチャンスを迎えたが、バーディーパットはカップ右を通過。17番では、グリーン左のバンカーからのショットが6mオーバーし、この日3つ目のボギーを喫する。

 それでも18番では、ここまでの苦労がわずかに報われた。230ヤードのアイアンによるセカンドショットは、グリーンに乗ってから傾斜で右に転がり、やや右目に切られたカップにするすると寄っていく。1.5mのパットを難なく沈めて、イーグルフィニッシュ。

 しかし、「最後は、なんであんなにいいショットが打てたのか、全然分からないです」と、喜びも微塵もない。内容もそうだし、1オーバーでトップと6打差の42位タイと2週連続の予選落ちもわずかに気になる位置では、当然だろう。

「どうにかして予選を通りたいです」と臨んだ翌2日目。しかし、この日も消化不良が続いた。10番からスタートし、15番では左フェアウェイバンカーからの132ヤードの2打目が、先の盛り上がった場所に当たって、再び132ヤードのバンカーショットを強いられボギー。

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16番では、ピン奥1.5mに1打目がついたものの、バーディーパットはカップ右サイドに蹴られた。18番では、2打目でグリーン左手前のラフまで運んだものの、グリーンに入ってカップまで下る傾斜のために、ぎりぎりを狙った15ヤードのアプローチは、グリーンを捉えられずパー止まり。折り返して1番では、5mから3パットで、この日2つ目のボギーを喫し、3番では、ティーショットを打った瞬間に手を離す姿も見られた。

 この時点で通算3オーバー。結果的に見れば、予選カットは4オーバーだったから、松山はこれ以上スコアを落とすわけにはいかなかった。ようやく挽回の時が来たのは4番から。短いパー4で31ヤードの2打目はピンをオーバーしたが、返しの3.5mのバーディーパットをジャストタッチで沈めた。続く5番で3.4m、7番で4.6mのチャンスが決まらなかったが、8番ではギャラリーを沸かせた。打った後にクラブを手の中でくるくると下ろす仕草が出ると、ボールはグリーンに届いてから転がってカップに当たり、50cm。「これくらいですよね? スッキリできたのは」というスーパーショットから、お先のパットで楽々ボールを沈めてバーディーを奪い、完全に危険なゾーンからは脱した。

「パー、パーで上がればいいかなと思っていました。前週の上がり3ホールをボギー、パー、ボギーで落ちたので、再現になるかと思ったから。通れて良かったです」

 とはいえ、通算1オーバー、トップから10打差の47位タイで、予選を通過出来たに過ぎない。この日の松山のコメントも、湿りがちだったことに変わりはない。

「結果だけですね。ショットの感触は全然戻って来ないです。つながりがないです。良いショットを打った後でパットを決められないですし、次に打つショットも悪くなる、という感じです。そういうスイングやパッティングをしているのもあります」

ビッグスコアの予感通り、
及第点となる6バーディー

 冷たい雨に見舞われた3日目。天候とは裏腹に、ようやく、この日は松山の言葉に明るい兆候が見られた。順位もさることながら、内容に改善の見込みが出てきたからに他ならない。ティーショットのフェアウェイキープ数が、初日5、2日目9から、この日11まで伸び、それにつれてチャンスの数も格段に増えていった。

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 裏街道の10番スタートで、12番では4mのわずかに右に切れるラインを決めて、バーディーが先行すると、13番では2オンこそ逃したものの、手前のピンに対して花道から6.4mのバーディートライ(入らずパー)。15番でも152ヤードの2打目がピン筋に飛んでいき、ピン手前2.2m(カップに蹴られてパー)。16番では6.5mのバーディーパットが決まり、前半で2つスコアを伸ばしてハーフターンしていく。

 後半も、グリーンを狙うショットでピンに絡む場面が多かった。1番ではピン奥3mからのバーディートライがわずかにショート。2番では、100ヤードの3打目を感触の良さそうな様子で見送ると、ピン手前1.5m。沈めて3つ目のバーディーを奪う。6番では159ヤードの2打目がピン右3.9m(決まらずパー)。7番でも、4.5mのバーディーパットを迎えたが、わずかにカップ右を通過していった。

「ショットもパットも良くなり始めたかなというラウンドでしたね」

 8番ではティーショットがグリーン右サイドのバンカーにつかまり、最終9番では1.5mのパーパットがカップに蹴られて連続ボギーと後味は悪かったが、松山は前の2日間より多くの言葉を費やして、丁寧に現状を説明していった。

「パットはいい感じで打てていたんですけど、入らなかったので、途中から打ち方が変わったのかなと言う感じはあります。ショットはかなり良くなって来ていると思うので、明日もう1日、同じようなことをやってどういう結果が出るか、凄く楽しみかなと思います」

 この日、ようやくアンダーパーをマークし、通算イーブンパーの36位タイ。トップとは12打離れたが、シーズンの締めくくりに向けて、最終日でさらにいい感触を掴みたい。

「少しでも上位に行って、ポイントを積み重ねないといけないですね。パットが入ればビッグスコアが出せるような雰囲気にはなって来ていると思います。それが出来るように頑張りたいです」

 雨が上がり、再びポロシャツ1枚となって臨めた最終日。言葉通りに松山は、4日間でもっとも多く、バーディーを積み重ねていった。1番で約5mのチャンスは外したものの、2番では225ヤードの2打目をアイアンで2オン。2パットで楽々とバーディーを先行させた。5番では左ラフからの134ヤードの2打目が約1mにつき、左に曲がるラインをきっちりと決めた。7番では、63ヤードの3打目でミスをし、グリーンに乗らずに約20ヤードのアプローチを迎えたが、この4打目を3バウンド目でカップに放り込んだ。

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 3バーディーを奪って後半に入ると、10番でも125ヤードの2打目が、ピンに重なるショットで、スピンバックから手前3.3m。わずかに左に曲がるパットを沈めて4つ目のバーディーとすると、11番では2m強のパーパットを外したものの、すかさず13番では148ヤードの2打目を左手前2.4mにつけて、真ん中から丁寧に沈めた。16番で4.6m、17番で3.5mを決めきれず、最終18番でもティーショットを左の林に打ち込んだが、2打目をグリーン奥のラフまで運び、難しいアプローチも3mのオーバーで抑えて、バーディーフィニッシュ。この日は、パーオンが4日間最高の15ホールの一方で、フェアウェイキープは7ホールに留まるなど、まだまだ不満も不安もある。それでも6バーディーを奪えたプレーに、「良いパットが決まっていない中で、このスコアを出せました」と、及第点をつけた。

「アイアンはだいぶ良い感じで打てるようになってきました。ティーショットに関しては不安があります、ドライバーからウェッジのつながりが良くないですね。パットは良い感じで打てずに、自信がない感じがあります。良くなるきっかけはありますけど、結果につながっていないから。良いパットを打てれば、楽にスコアを伸ばせるし、ショットにも影響が出てくると思います」

 最終的に通算5アンダー、トップからは12打離れての23位タイ。フェデックスカップランキングでは4位の座を守った。

「1日、2日しっかり休んでから、しっかりショットもパットも修正出来るようにしたい」

 次戦のプレーオフ第3戦、BMWチャンピオンシップまではオープンウィークを挟む。年間王者、そしてプレジデンツカップにおける1998年以来のインターナショナルチーム勝利に向けて、この1週間は大きな意味を持つものとなるはずだ。

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スコアボード

HOLE
Par
ROUND4
ROUND3
ROUND2
ROUND1
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 T
4 5 3 4 4 4 5 3 4 4 3 4 4 4 4 3 4 5 71
4
E
4
-1
3
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66
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2
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2
5
3
3
1
72
1

リーダーズボード

Pos Name
1 ジャスティン・トーマス
2 ジョーダン・スピース
3 マーク・リーシュマン
4T ジョン·ラーム
4T ポール・ケーシー
6T ケビン・ナ
6T パトリック・リード
6T パット・ペレス
6T フィル・ミケルソン
10T ビル・ハース
10T ジャスティン・ローズ
23T 松山英樹
Total Thru Round R1 R2 R3 R4 Strokes
-17 F -5 71 67 63 66 267
-14 F -4 72 65 66 67 270
-13 F -1 67 69 65 70 271
-12 F -3 67 66 71 68 272
-12 F -1 70 65 67 70 272
-11 F -5 68 69 70 66 273
-11 F -5 71 67 69 66 273
-11 F -4 72 67 67 67 273
-11 F -3 69 67 69 68 273
-10 F -6 71 70 68 65 274
-10 F -3 72 65 69 68 274
-5 F -5 72 71 70 66 279

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松山英樹は2014年1月よりLEXUSの所属となりました。