TOUR RESULT

2014.07.03 - 07.06

セガサミーカップゴルフトーナメント

PGAツアー優勝後初の凱旋
最終日に魅せた「らしさ」

ボギー先行の苦しい流れ
3日連続のイーブンパー

 USPGAツアーで初勝利を飾って、初の母国凱旋。日本で戦うのは、ツアー4勝目を挙げた昨年11月のカシオワールドオープン以来だ。否が応にも、心は昂ぶる。しかし、ここまで松山英樹の言動を注視してきた人なら、もうおわかりだろう。長嶋茂雄INVITATIONAL セガサミーカップ開幕を2日後に控えた、火曜日のこのコメントにこそ、彼の真骨頂、強さの一つの源が表れている。

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「日本では今年初めてなので、自分も良い成績を出したい気持ちが強いけれど、空回りして悪くならないように。今まで通りやって、それで結果が良ければいいと思う」
  いつもの通り、いつもと同じく、出る試合には優勝を目指してすべてを尽くす。逆に言えば、だからこそ、次にメジャー、全英オープンが控えていようとも、今大会に挑む気持ちは、どの試合とも変わりはしない。
「この試合はこの試合で、全力でやる。全英のための練習ということはない。このコースに合うショットを打っていきたい」(開幕前日)
  その意気込みや良し、である。だが、肝心のゴルフの調子は、日に日に順位を下げてしまった2週前の全米オープンから、決して復調してはいなかった。大会前に、「調子は悪くはないです。でも、ここまではアテにならない。明日の朝、もう一回練習して調整する」と語っていた言葉が、初日、現実となった。ティーショットこそ、フェアウェイキープ率71.43%で全体14位、ドライビングディスタンス323.5ヤードで2位、フェアウェイキープとディスタンスをポイント換算した数値であるトータルドライビングでトップだったが、「アイアンでバーディーチャンスにつけられない。入れられる距離についても入れきれない」。

3ボギーを叩いたのちに、3バーディーを奪い返してのトータル71、39位タイスタート。

  昨年の今大会では、初日47位タイで出遅れたものの、2日目以降に60台のスコアを連発して最終的に4位タイまで浮上してみせたが、今年は2日目になっても、3日目を迎えても、60台が遠かった。2日目もいきなり1番、2番で2つボギーが連続しての、3バーディー3ボギー、イーブンパー71。3日目も同様に、5番、8番でのボギーを後半で盛り返してのイーブンパー71。トップのスコアがあまり伸びておらず、2日目、3日目次第では充分に優勝争いに食い込むチャンスはあった。だが、順位も初日39位、2日目22位タイ、3日目23位タイと、初日から大きく変わらず、全英オープンに向けての景気づけの勝利は遠のく。
「パットのフィーリングも、距離感も合っていなかった。ショットも、昨日よりは良かったけど、納得ができる内容では到底ない。フェアウェイに行ったからといって、良いショットというわけではないですし。
今週はまだ連続バーディーが1回もなく、流れに乗れない」(3日目終了後)

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見せたかった優勝争い
思いは全英へすべてぶつける

  しかし、試合に入る姿勢が「いつもの」松山英樹ならば、このまま何も残さないでコースを去りはしないところも、「いつもの」松山英樹だった。「明日は最初からバーディー先行でいきたい」という3日目終了後のコメントを、きっちりと最終日に実行してみせた。
  3番では、セカンドをグリーン手前まで運び、アプローチを1.5mにつけて、4日間で初めて、先にバーディーを奪う。続く4番でも3.5mを沈めて、待望の連続バーディー。アウトの締めくくりである9番でも4.5mをきっちり決めて、フロントナインを3バーディー、ノーボギーでまとめ、スコアボードの自分の名前を、少しずつ上げていく。

  前日まで多かった、ショット後にフィニッシュを崩す場面も減り、「普通にチャンスにつけられるくらいにはなった」との言葉どおり、バックナインに入っても、見せ場は何度も訪れた。10番、15番、17番では、いずれもセカンドを2mにつける。

  しかし、「このパットでは、どこにいっても成績が出ない。原因は何個もあると思う」というパッティングが、カップに見放されつづける。逆に、11番では3パットのボギーを叩き、後半唯一のパー5である最終18番を50センチのバーディーパットで締めたものの、松山らしい最終日のチャージはスコアを3つ伸ばすにとどまり、トータル3アンダー。トップ10は充分、射程に入っていたが、17位タイに終わった。
「もうちょっと上位にいきたかったので残念です。今週の課題を1週間でしっかりと調整して、全英では上位にいけるように頑張りたい」
たしかに多くのギャラリーが、久々の母国でのもっともっと強い松山の姿を見たかったことだろう。その期待にしっかりと応えることができず、無念の言葉が口をつく。しかし、日本での活躍とはまた別の「見たいもの」も、誰もが同じように頭のなかに描いている。悔しさは、すべて全英オープンへ。 昨年は、全米オープンでの10位タイに続いて6位タイに入り、松山英樹が「本物」であることを証明した。そして今年、ザ・メモリアルトーナメントに勝利したことで、PGAツアーで「勝てる」ことを示した。次に松山が、世界に見せるべきもの。それはもちろん、「メジャーで勝てる選手」であるということだ。

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スコアボード

HOLE
Par
ROUND4
ROUND3
ROUND2
ROUND1
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 T
4 3 5 4 4 4 3 4 5 4 4 3 4 4 4 3 4 5 71
4
E
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68
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-1
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-1
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5
1
4
E
71

リーダーズボード

Pos Name
1 石川遼
2 小田 孔明
3T K・T・ゴン
3T 山下 和宏
5 D・オー
6T 薗田 峻輔
6T 市原 弘大
8T 塩見 好輝
8T 谷口 徹
8T K・バーンズ
8T 永野 竜太郎
8T I・J・ジャン
8T S・ストレンジ
8T 片岡 大育
8T P・マークセン
8T H・リー
17T 松山英樹
Total Thru Round R1 R2 R3 R4 Strokes
-10 F -4 69 71 67 67 274
-10 F -2 69 67 69 69 274
-7 F -6 69 74 69 65 277
-7 F 0 67 69 70 71 277
-6 F -5 65 74 73 66 278
-5 F -4 72 69 71 67 279
-5 F -3 71 68 72 68 279
-4 F -5 73 70 71 66 280
-4 F -4 69 68 76 67 280
-4 F -5 69 74 71 66 280
-4 F -4 72 72 69 67 280
-4 F -4 71 72 70 67 280
-4 F -2 68 72 71 69 280
-4 F -2 72 69 70 69 280
-4 F -2 73 71 67 69 280
-4 F 1 67 71 70 72 280
-3 F -3 71 71 71 68 281

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松山英樹は2014年1月よりLEXUSの所属となりました。