TOUR RESULT

2014.05.08 - 05.11

ザ・プレイヤーズ選手権

遂に発揮された
松山らしい「爆発力」

4オーバーから2アンダーへ
圧巻のバーディーラッシュ

「ショットが良かったり、悪かったり。パットも良かったり、悪かったり。波が激しいようなゴルフだったけど、すごく良かったな、とは思います。
ここに来る選手はすごい選手ばかりなので、その中で4日間プレーできたことはすごく良かった。また来年に戻ってこられるように、優勝争いができるところまで、しっかりした調整ができて、またここに戻ってこられるようにしたいと思います」

NEXT

∧

∨

 随所に松山らしさが見えた4日間だったことは間違いない。 初日のラッシュはまさに圧巻だった。前半7番まで短いパットが決められず4オーバーと、リーダーズボードの一番下もすぐ近くに見えるほどに大きく出遅れながら、「パーパットを沈められたのが良かった」という、8番での約2.7メートルのパットでスイッチが入った。9番では約5メートルのパットを決め、10番では約1.2メートルに寄せる見事なセカンドショット、11番では残り266ヤードから2オン、12番では約3メートルのパットを入れた。怒涛の4連続バーディー。さらに、その後の14番、15番でも、約3メートルを沈めて連続バーディーを奪い、終わってみれば、トータル2アンダーまで盛り返しての29位タイ発進で、走り出したら止まらないような、本来の爆発力が久しぶりに見られた。
 トータル3アンダーの28位タイで迎えた最終日のプレーも、初日に似ていた。
3番で約5メートルを決めてバーディーが先行したものの、「朝の練習から、ちょっと昨日とは違うな、と思いながらスタートした」というショットの不安が、4番での左に曲がるティーショットに表れ、セカンドショットはフェアウェイに60ヤード出すだけとなり、5番では約2メートルのパーパットがカップに蹴られ、連続ボギー。

7番でもフェアウェイからの153ヤードのセカンドショットがグリーンを捉えられずボギーと、いったんはトータル1アンダーまで後退してしまう。

 しかし、「8番のパーもそうですけど、9番のバーディーパットが入ったことがすごく大きかった」と言うように、この日も、8番、9番から流れが変わった。セカンドショットをグリーン左奥のバンカーに入れながら、約1.8メートルにつけたバーディーパットを沈めると、続く10番では約5メートル、11番では沈んだライからうまく転がして寄せた1.5メートルをそれぞれ決めて3連続バーディー。
 開幕前に、名物アイランドグリーンの17番よりも「難しさを感じる。左の池が効いているので」と評していたフィニッシングホールの18番も、4日目で初めて攻略してみせた。「ティーショットをミスしたのにもかかわらず、フェアウェイにたまたま残ってくれていたので、それを生かすことができて良かったと思う」と、結果的にうまくいったと本人は解説したが、セミラフからの146ヤードのセカンドショットを4メートルにつけてのバーディー。前日3日目のボギーのリベンジを果たし、初めてのザ・プレーヤーズ選手権を23位タイで締めくくった。

NEXT

∧

∨

「いいときに近いところまで
来そうで来ていない感じ」

 ストロークプレーでは2月のノーザントラストオープン以来、アクセンチュアマッチプレーを含めれば、今季7度目となるトップ25フィニッシュは、やはりショットとパットが少しずつ本来のものに戻ってきているからだろう。
「ちょっとずつ、ちょっとずつなんですけど、思い出しそうで、いいときの感覚に近いところまで来そうで来ていないというか、そういう微妙なところですね。まだ感覚が出てこないときもあるので、練習をどんどんしていかないと戻ってこないのかな、という感じ。
 ショットは、まずはスイングが、良いショットのときは近いものがあるけど、良い状態のときに比べたら球も全然ですし、ただ自分の持ち球、ドローをただ右を向いて打っているだけ。それだけでは通用しないことはわかっているので、そこがやっぱり、途中崩れたりした原因なのかな、という感じはします」
 大きな満足感を得られないのは、調子のこともあるが、やはり優勝争いをできなかったからであり、それには今回1度も果たせなかった60台、ビッグスコアを複数回マークしていかなければかなわない。

「やっぱり噛み合わないとバーディーは取れないと思うので、そのなかでボギーもたくさんあったけど、ボギーの数もどんどん少なくしていければ優勝争いにも絡めると思う」
 初日の18番のセカンドショット後に見せた、体を痛がるそぶりのことを指しているのかどうかはわからないが、また体にも少し不安があったようだ。
「体の状態も良くないので、しっかり戻してから練習できればいいな、と思います。良い状態で試合にいけるように練習していきたい」
冷静に考えれば、充分評価できる成績である。「第5のメジャー」とも呼ばれる、選ばれた者だけが出られる狭き門、奇才ピート・ダイがつくり上げた難攻不落のTPCソーグラスでの初のプレー、そしてつい先日まであった左手首の不安、復調途上のショットとパット……。多くのエクスキューズを抱えるなかで、4日間オーバーパーを打つことなく、ザ・プレーヤーズ選手権を23位タイでフィニッシュしたのだ。もっともっと褒められていいはずだ。

NEXT

∧

∨

 しかし、それが松山英樹となると、やはり様子が違ってくる。われわれはこの順位を、「普通」の成績と感じ、より大きなものを得られたのではないかと考えてしまう。それもこれも、彼がこれまで見せてきたゴルフ、そして勝ち取ってきた結果の記憶が鮮烈だからだ。
 そして、松山本人の思いも同じのようだ。最終日を終えた彼は、通算5アンダーに一定の充実感を示したが、喜んでいるというところまでは至らない。

 大一番、全米オープンももう来月中旬に迫っている。「良い状態の松山」で戦うためにも、そして、自分と周囲の期待に釣り合った成果を持ち帰るためにも、大切なこれらからの一カ月となる。

 

 

NEXT

∧

∨

スコアボード

HOLE
Par
ROUND4
ROUND3
ROUND2
ROUND1
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 T
4 5 3 4 4 4 4 3 5 4 5 4 3 4 4 5 3 4 72
4
E
5
E
2
-1
5
E
5
1
4
1
5
2
3
2
4
1
3
E
4
-1
4
-1
3
-1
4
-1
4
-1
5
-1
3
-1
3
-2
70
4
E
4
-1
3
-1
4
-1
4
-1
4
-1
4
-1
4
E
5
E
4
E
4
-1
4
-1
4
E
4
E
4
E
4
-1
3
-1
5
E
72
3
-1
5
-1
3
-1
5
E
4
E
4
E
4
E
3
E
4
-1
4
E
5
E
4
E
2
-1
5
E
4
E
5
E
3
E
4
E
71
4
E
5
E
4
1
5
2
5
3
4
3
5
4
3
4
4
3
3
2
4
1
3
E
3
E
3
-1
3
-2
5
-2
3
-2
4
-2
70

リーダーズボード

Pos Name
1 マーティン カイマー
2 ジム フューリク
3 セルヒオ ガルシア
4T ジャスティン ローズ
4T ジョーダン スピース
6T ジミー ウォーカー
6T ロリー マキロイ
6T デイビッド ハーン
6T リー ウェストウッド
6T フランチェスコ モリナリ
23T 松山英樹
Total Thru Round R1 R2 R3 R4 Strokes
-13 F -1 63 69 72 71 275
-12 F -6 70 68 72 66 276
-11 F -2 67 71 69 70 277
-10 F -3 67 71 71 69 278
-10 F 2 67 66 71 74 278
-9 F -7 75 68 71 65 279
-9 F -6 70 74 69 66 279
-9 F -2 70 71 68 70 279
-9 F -2 67 71 71 70 279
-9 F -2 72 70 67 70 279
-5 F -2 70 71 72 70 283

∧

∨

  • LEXUSについて詳しくはこちらLEXUSについて詳しくはこちら
  • LEXUS COLLECTIONLEXUS COLLECTION

松山英樹は2014年1月よりLEXUSの所属となりました。