CADDY BLOG

2021.06.02

松山英樹の元専属キャディ進藤大典氏のブログ vol.117

全米プロゴルフ選手権が開催されました。

マスターズ優勝から1か月あまり、その余韻冷めやらぬ間に今季メジャー2戦目の全米プロゴルフ選手権が開催されました。マスターズチャンピオンとして帰国した英樹ですので、もしコロナ禍でなかったらものすごい慌ただしさに巻き込まれていた可能性もあったかと思うと、今回は束の間の日本滞在ではありましたが、隔離期間も含めてゆっくり疲れをとり、英気を養い全米プロゴルフ選手権を迎えられたのではないかと思います。

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その分、全米プロゴルフ選手権の前に1試合をこなし急ピッチで仕上げたという状況であったかとは思いますが、2日目終了時点で4位、メジャー連勝の期待も高まりました。最終的には23位フィニッシュで、本人は悔しい結果だったかと思いますが、体を痛めショットが思い通りにならない中でもスコアをズルズル落とさない英樹の底力とでもいいましょうか、これこそまさにマネジメント力、技術力、忍耐力、そしてメジャーチャンピオンとしての自信により一層深みを増した姿がそこにあった気がします。メジャー3戦目、全米オープンも6月にすぐやってきますが、今年の会場はトーリーパインズです。8年連続試合で向き合ってきたコースでもあり英樹自身も熟知したコースです。優勝のチャンスは大いにあると思いますし今期メジャー2勝目を成し遂げるだけの力を十分に発揮してくれるものと思います。

そして今年の全米プロゴルフ選手権を制したのはフィル・ミケルソン。史上最年長でのメジャー優勝となりました。僕がフィルをはじめてみたのが学生時代に短期留学していた時のトーリーパインズで開催されていたPGAツアーの試合でした。その時、フィルは27歳ですので、その後23年もの間トップ選手でいつづける、しかもケガなどで1シーズンを棒に振ったことがないフィルのキャリアは本当に凄いとしか言いようがありません。2019年2月のペブルビーチプロアマ以来優勝から遠ざかり、トップ3に入ったのも3試合という決して満足のいく状態でなかったと思います。

お金も名誉も既に十二分に得ているフィルですが、そのような中でも、ダイエットや食事制限をして体をメンテナンスし、予選落ちがみえていても絶対に試合を投げずにベストを尽くす姿勢、40代後半になってもチェレンジし続けるフィルを本当にリスペクトしています。今期はチャンピオンズツアーで連勝するなど「勝ち癖」をまとい、メジャー7勝の勝負師としての経験のもと見事に歴史をつくりました。過去に泣き続けた全米オープンを制覇し、キャリアグランドスラムを達成することをファンは心待ちしていると思いますが、今回の全米プロゴルフ選手権の優勝はキャリアグランドスラムよりもフィルにとって価値ある歴史的なメジャー最年長優勝だったと思います。「あきらめずにベストを尽くす」フィルに僕自身も本当にたくさんの勇気を与えてもらいました。次の全米オープンでキャリアグランドスラムにチャレンジするフィルの姿がいまから楽しみです。

今回の全米プロゴルフ選手権は、ゴルフネットワークさんの解説をさせていただきながら観させていただきましたが、フィルが優勝を決めた最終ホールでの観客の熱狂ぶりは、映像を見ながら、まさにアメリカでは選手と観客が一体となったPGAツアーの熱狂が戻ってきた、という想いを強くしました。日本では緊急事態宣言下、長引くコロナ禍でプロゴルフツアーは未だ無観客試合が続いている状況ですが、もう少しの辛抱です。あのような光景が日本にも戻ってくる日が一日でも早く来るようひとりのゴルフファンとしても心待ちしたいと思います。

松山英樹元専属キャディ 進藤大典
Hideki Matsuyama former exclusive caddy Daisuke Shindo

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松山英樹は2014年1月よりLEXUSの所属となりました。