CADDY BLOG

2021.04.20

松山英樹の元専属キャディ進藤大典氏のブログ vol.116

マスターズ
マスターズ
アジア人初のマスターズチャンピオンの誕生!ついにこの日が現実のものとなりました。英樹、本当におめでとう!!

2021年4月11日、ついに、日本中が待ち望んだメジャー制覇という夢が現実のものとなり、ゴルフ史に新しい歴史の1ページが記されることになりました。

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英樹にとって記念すべき10回目のマスターズは、試合がはじまる前から栄冠を勝ち取るための条件がそろっていたのかもしれません。今シーズンは、英樹には珍しいことですが、これまでトップ10入りがありませんでした。また、マスターズ直前の試合も出場しながら、過度に自分への期待値を高めすぎず、自分へのプレッシャーをかけることなく、気負いなく自然体でマスターズを迎えられたのではないかと思いました。もちろん、その中でもやれるという自信を秘めていたことも事実です。それは、プレー中の表情を見ても読み取ることができました。緊張感のある中にも険しすぎずリラックスした表情で、かつ自信も集中力も高いレベルにありながら冷静を保てている、そんな精神面での安定をすごく感じた4日間でした。

プレー自体は、初日からパターの出来が光っていましたし、連日イーグルを奪うなど当然のごとく予選ラウンドを終えたところで上位争いに食い込んできました。ショットがややブレはじめてスコアの伸び悩みが垣間見えた3日目前半終了後、降雨による中断による「ひと呼吸」が良い意味でリセットを生み、後半のビックスコアへとつながり、結果的に優勝への大きなターニングポイントになったと思います。4打差スタートの最終日、メジャーである以上、必ずや後半でヤマ場が来ると思っていました。同組のシャウフェレが4連続バーディでスコアを伸ばし、差をつめてくる中、英樹は15番のセカンドショットを池に入れてピンチが来ました。しかしそんな場面でも、冷静で落ち着いた、いつもの僕が知っている勝負強い英樹の表情をみて大きくは崩れないと確信していました。その後、追いすがる周りの選手たちもスコアを伸ばせぬ展開ではありましたが、最後まで逆転を許すことがなかったのは、英樹の安定した底力が存分に発揮された後半の試合展開だったと思います。ただ、初日からあれだけ良いプレーをして4打差で最終日を迎えた英樹でさえ、終わってみれば1打差での優勝。メジャーで勝つという重みの凄さを改めて実感しましたし、だからこそメジャーを、それもマスターズを勝ち切ったこの経験は今後の英樹のゴルフ人生に益々生かされてくるはずです。

そして優勝セレモニー。目標であり続けたグリーンジャケットを着る英樹の姿が現実のものとなりました。2011年のマスターズでのローアマ獲得、国内プロ入り2戦目で優勝し、新人で賞金王獲得、PGAツアー参戦初年度でのメモリアルトーナメント優勝、フェニックスオープンの連覇、上海、ファイアストーンでのWGCの優勝、常にこの10年、日本人プロゴルファーが成し得ない歴史を塗りかえてきた英樹だったからこそ、メジャーで勝つことを信じ続けてきました。メジャーで勝つ準備は、2016年からスタートできていたと思います。2017年全米プロのサンデーバックナインで優勝を逃したあの悔しさを筆頭に、紆余曲折がありながら巡り巡ってこの日を迎えることができたのは、まさに血のにじむような努力を怠らず、英樹が日々ゴルフと真摯に向き合ってきた結果です。そして、その英樹を信じ、支え続けたチーム松山の存在があってのチームワークで勝ち得たマスターズ制覇だったと確信しています。心からのお祝いの気持ちと、このような感動を与えてくれたチーム松山に感謝の気持ちで一杯です。

そしてキャディブログを読み続けていただいた皆様、メモリアルトーナメントでのメジャー初優勝した初回から、メジャーで勝つという目標を常に書き続けてきましたが、116回目の今回、ついに念願のメジャー制覇をお伝えすることができました!116回もの間、その言葉を信じてお付き合い頂いた読者の皆様、本当にありがとうございました。

東日本大震災から10年、未だコロナ禍が続く日本ですが、そんな中でも、英樹はマスターズ制覇という快挙を成し遂げ日本中に感動と勇気と元気を与えてくれました。

しばしの休息のあと、5月以降、全米プロ、全米オープン、全英オープンとメジャーが毎月やってきます。英樹にとっては、また新しいチャレンジがスタートすることになりますが、これからも我々が見たことのない景色を、夢をこれからも見せてくれるものと思います。そのような楽しみをこれからも持てることに感謝したいです。

松山英樹元専属キャディ 進藤大典
Hideki Matsuyama former exclusive caddy Daisuke Shindo

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松山英樹は2014年1月よりLEXUSの所属となりました。