田代平湿原は、八甲田山の火山活動の影響で生まれた、八甲田山系で最大の湿原。標高と地形のために独自の植生があり、周辺ではここでしか見られない植物もいろいろ。ハイキングコースも整備され、のんびりと散策を楽しむこともできます。
訪れたのは7月はじめ。八甲田温泉駐車場で車を降り、10分ほど木道を進むと突然目の前に雄大な湿原が現れます。景色を彩るのは、ヒメシャクナゲやレンゲツツジの可憐な花。透明度の高い水が光の角度により神秘的な青に変わる龍神沼も、この田代平湿原内に位置しています。

次いでLEXUSが向かうのは、アーチ構造の上側に路面がある上路式アート橋・城ヶ倉大橋。橋長360メートル、高さ122メートル、橋梁の上部と下部の構造の間を支える支承（ししょう）間の距離は255メートルと、日本一の長さを誇ります。
かつて津軽と南部を結ぶ道の最大の難所であった城ヶ倉渓流をまたぎ、平成7年に完成したこの橋。その圧倒的な迫力だけでなく、青森県の交流の象徴としても人々から愛されている存在です。もちろん、八甲田山系の絶景を望む眺望も抜群。橋の両端に駐車場が整備され、車を停めて絶景を満喫することができます。

海に沈む夕日を右手に眺めつつ、県道259号線から国道4号線に入ったら浅虫温泉はすぐそこ。青森市の奥座敷として親しまれる浅虫温泉のシンボルは、陸奥湾にぽっかりと浮かぶ湯ノ島。直径およそ400メートルの釣り鐘型の無人島で、その独特な形状から芸術作品にも度々描かれる存在です。そしてその絶景を眺めるビュースポットは、海鮮食堂「もりや商店」前の突端にあります。「もりや食堂」は、ホタテやウニといった青森が誇る魚介を手頃な価格で楽しめる人気店。LEXUSを停め、しばし北の魚介に舌鼓を打つのもおすすめです。

冬は厳しい豪雪地でもあり、今回のように春から夏にかけ新緑美しい大自然に囲まれた季節から秋の紅葉まで、四季折々のドライビングを味わえるのも青森の魅力の一つではないでしょうか。