LEXUS AMAZING EXPERIENCE DRIING LESSON

五感で感じる阿蘇・九州AMAZING EXPERIENCE Tour

REPORT 6-8th OCT. 2013@ 阿蘇・九州『五感で感じる阿蘇・九州Amazing Experience Tour』はLexus Amazing Experienceのコンセプトである、TourismとSport Drivingの異なる2つの世界観を、一度に体験できるプログラムです。
今回は国内有数のツーリングの聖地・阿蘇を中心とした秋のワインディングロードを、レクサスでツーリング&ラグジュアリーな宿でステイしながら、大分オートポリスで開催されるSUPER GT第7戦決勝レースを観戦、翌日には同じオートポリスを舞台に、LFAやIS F CCS-Rでサーキットドライブを体験するツアーとなりました。
日常では味わえない新しい発見と感動に溢れた2泊3日の『五感で感じる体験』をレポートします。

PROGRAM 1:
SUPER GT SUPER GT 第7戦 決勝レース レクサスオリジナル観戦プログラム

大人のモータースポーツ観戦

2013年10月6日。台風24号接近のために周辺の天気は下り坂。しかし、レクサスオリジナル観戦プログラムに集まった参加者を祝福するかのように、朝から大分オートポリスは晴天に恵まれた。オリジナル観戦エリアである「パドックビルVIPルーム」にプログラム参加者が集まってくる。前日のSUPER GT第7戦オートポリス公式予選が濃霧のため、本日に順延になったのでサーキットはいつにも増して慌ただしい雰囲気だ。午前9時からGT300クラス、GT500クラスそれぞれ25分ずつの予選セッションが開始された。

今回のプログラム参加者だけにレース解説をしてくれるのはレーシングドライバーで、このLexus Amazing ExperienceのSport Drivingのドライビングディレクターでもある木下隆之氏。木下氏の登場に参加者の皆さんも興奮気味だ。さっそく木下氏の解説が始まった。

「各チームとも昨日車のセッティングができなかったので、現在手探り状態です。この部屋の下にはレクサスチームのピットもあり、緊張感溢れる様子が伝わってきます。天候も変わるし、オートポリスは道が狭いので激しい接近戦が見物。みなさんにとってはおもしろいレースになるでしょう(笑)。レースの裏側も含めて楽しんで下さい!

一味違う、オリジナリティ溢れるモータースポーツ観戦

今回のプログラムでは3つの観戦エリアを用意。真上から緊張感あふれるレクサスチームのピット作業をつぶさに見ることができる「パドックビルVIPルーム」、メインストレート通過後に最初に現れるコーナーでのバトルを見ることができる「グランドスタンド」。第1ヘヤピンから高速100Rを駆け抜けるマシンを見渡せるポイントに専用のトランスポーターを設置した「レクサス特別観戦エリア」。どれもレースの楽しさを余すことなく味わえるエリアばかりだ。「昔はエンジン音を聞いただけで興奮したものでした。サーキットに足を運ぶとそれも慣れ、感動が薄れてきたのですが、また感動が蘇りましたね」と参加者の立園さん。

VIPルームに歓声が上がる。今回の観戦プログラムの参加者のために、LEXUS TEAM PETRONAS TOM'S の中嶋一貴選手とジェームス・ロシター選手が登場したのだ。予選は残念ながら10位と悔しい結果であったが、記念撮影の後、気軽に会話に応じてくれる。「今日は大きな戦いになる。こうやってサポーターの方々が応援してくれるのがなによりの励み」と中嶋選手は語ってくれた。

更に、参加者が楽しんだのはレースだけではない。トランスポーターを設置した「レクサス特別観戦エリア」で振舞われたランチは、今回のプログラムだけのために出張してきたシェフによる、地場の馬肉、魚、芋などバラエティ溢れる九州の素材を使った食事。「九州は食材が豊富。まさに日本の中のイタリア」とシェフの表情もにこやか。

エクスクルーシブ&大迫力のサービスロードツアー

午後2時。時折軽い雨がぱらつく状況の中、65周の決勝のスタートが切られた。参加者たちはレーススタートをVIPルームで観戦した後、専用バスに乗り込む。Lexus Amazing Experienceだけに許されたスペシャルプログラム、サービスロードツアーだ。これは、決勝レース中にサービスロード(多目的補助通路)を走行しながらマシンに最も近い位置でレース観戦できるという、オートポリスとLexus Amazing Experienceによる、今回特別に企画された観戦プログラムなのだ。
参加者たちには耳栓が配られるほど、間近に迫るレースの迫力。コースを見ると起伏やタイヤかすなど、遠くからではわからない発見がある。

「こんなに間近にレースを見ることができるなんて。人生最高のレース観戦でしたね。本当に感動しています」と、参加者からの声もあがる。レースのスペシャリストである木下さんも「こんなところで観戦した経験ないよ。すごいね!」と興奮を隠さない。

レース前に交流した参加者たちの応援が届いたのか、予選10番手スタートだった中嶋選手・ロシター選手組は、残り3周でトップを独走していたマシンを捕らえ、劇的な大逆転勝利を飾った。

PROGRAM 2:
Circuit Experience レースの余韻を感じながら、サーキットを駆け抜ける

興奮冷めやらぬサーキットで

翌日10月7日。宿からレクサスに乗って阿蘇のツーリングを楽しみ、オートポリスに集合。これからスーパーカーLFAと、レーシングカーIS F CCS-Rのハンドルを握るのだ。開始前から参加者のみなさんのテンションが徐々に上がっているのがわかる。そして、最後にはプロドライバーによるレーシングタクシー。インストラクターには、前日のSUPER GTレースに参戦したLEXUS TEAM SARD石浦宏明選手やLEXUS TEAM LeMans ENEOS国本雄資選手も登場。白熱のSUPER GTレースの様子を直接ドライバーから聞くことで、興奮の余韻が更に高まった。

まず最初に、前日に引き続き木下隆之氏、『SUPER GT』や『NASCAR』のテレビ解説で活躍の福山英朗氏によるコースや運転の注意事項。福山氏は笑いを交えながら、参加者の興奮を冷静な状態へと導く。「サーキットにおいてドライビングポジションは非常に重要。しっかり背中をつけ、ステアリングを押すような感覚です。この位置だとしっかりハンドルを切ることができます。また、先導車のライン取りをよくご覧下さい。この"レコードライン"こそが速く走れ、一番安全なラインです。みなさん、安全に気をつけて楽しみましょう」

サーキットに降り立った参加者はまずは新型IS350 F SPORTなどで走りコースを予習。いきなりのコース体験に参加者の表情に緊張の色が見えるが、プロドライバーが同乗し、コーナリングやブレーキ位置の確認などをしながら走行するので安心だ。こうして、広いサーキットに走る"ライン"に慣れたら、いよいよLFAとIS F CCS-Rでのサーキット体験へ。

ステアリングと全身で感じるサーキット走行の興奮

VIP ルームでランチを取っている間に、コース脇にはLFAとIS F CCS-Rが並べられている。お待ちかねのLFAとIS F CCS-Rのドライビングだ。本物のレーシングカーや世界で限定500台しかないLFAに参加者みなさんは興味津々。

用意されたLFAは6台、IS F CCS-R は3台。2組に分けてコースを走る。前日までSUPER GT決勝レースが行われていた場所だ。レースの余韻が残るコースを参加者のみなさんが操るLFAとIS F CCS-Rが疾走する。1周目は慎重に、2周、3周と回数を増すごとにスピードが上がり、それぞれがイメージしたラインを走り抜けて行く。中にはストレートで200km/hを越えるスピードに達した参加者もいた。美しいLFAのエンジン音が鳴り響く。天使の咆哮に例えられるエンジン音。続いて、腹部に刺激が伝わるIS F CCS-Rの野性味溢れるエンジン音。
運転を見守るみなさんも「さっきのISの時と加速がまったく違うよね」。「走れるかな」と不安とワクワクが入り交じる。
予定よりも多い計9周を楽しんだ参加者のみなさん。感想は車から降りヘルメットを取ったとき笑顔がすべてを物語っていた。「すごい……」「速い……」誰もがなにかを言いたいが、感動と興奮で言葉にならない。どうやら最高のエクスペリエンスだったようだ。

この日の最後はレーシングドライバーが操るLFAに同乗するRacing Taxi。レーサーのドライビングテクニックを目の当たりにできる希少なチャンスだ。
レーサーだからできる限界走行により、さっきまで自分が運転していたクルマとは思えないほど、次元の違う走りを体感する。
プロレーサーの本気の走りを助手席で堪能できる体験は人生でもそうないだろう。
「木下さんの車に乗せていただきました。レーサーの本気ってすごい。感激以外の言葉が見当たりません。車好きの人は絶対このプログラムを体験するべき!(笑)」と参加者の渡辺さん。

PROGRAM 3:
Touring and Stay レクサスセレクトのラグジュアリーホテルステイ&ドライブ

阿蘇・九州の大地のステイ&ドライブで、秋のはじまりを体感

非日常の体験は、サーキットの中だけではない。ツーリングやリゾートステイも、大人の感性を刺激するアクティビティ。
リゾートステイの初日は、阿蘇くじゅう国立公園に佇むラグジュアリーな温泉旅館『星野リゾート 界 阿蘇』。静かな森の中に位置し「木と石の温かさ」をテーマにしたくつろぎの空間で、全客室が客室露天風呂を備えた離れとなっている。

翌日は大分県、湯布岳の麓にある『山荘無量塔(MURATA)』。日本各地から移築・再生した古民家に、1棟ごとに間取りやテーマが異なる和・洋が調和した雰囲気と湯布院温泉のかけ流しで、サーキットドライブで楽しんだ心地よい疲れを癒やしてくれる。

そして、宿からオートポリスへは、レクサス車のツーリングを思い思いに楽しむ。夏が終わり秋へと変わる、阿蘇の季節の移ろいを感じながらのドライブだ。この付近は全国からツーリングに訪れる人が集まる人気のドライビングエリア。参加者のみなさんは、阿蘇スカイライン、ミルクロード、やまなみハイウェイといった日本有数のワインディングロードを、阿蘇と由布院の大自然とともに堪能した。

PROGRAM 4:
Factory Tour レクサス生産ラインをLexus Amazing Experienceスペシャルコースで見学

レクサスの生まれ故郷で日本のものづくりの最先端と出会う

最終日。福岡県宮若市にあるトヨタ自動車九州 宮田工場の見学。
レクサスの生まれ故郷、宮田工場は、J.D.パワー社のIQS調査において、世界No.1のプラチナ賞をこれまで3回受賞しており世界最高品質のクルマづくりを実現させている工場。
外観は、東京ドーム約27個分の広い敷地の中に、シックな色調の壁面は工場とは思えないスタイリッシュさ。「工場じゃないみたい」と、参加者から声が聞こえる。

塗装エリアを見学した後、見学専用カートに乗って工場内を移動する。工場に入っても「工場らしい」大きな音が聞こえない。これは騒音の原因から解消し「静かな工場」を実現させているからだ。
工場からは想像できない静かさを体感した参加者からは驚きの声が聞こえた。

レクサス品質を実現するために、最先端の機械だけに頼るのではなく、人とクルマが対話をしながら五感を使ってクルマを生産する現場を見学した参加者のみなさん。世界最高品質のクルマづくりの現場を堪能した。

2時間ほどで工場見学が終わり、参加者のみなさんはアメージングな体験を胸に、それぞれの場所に帰っていった。

  • 車両は現行モデルとは一部仕様が異なります。