LEXUS AMAZING EXPERIENCE DRIING LESSON

2013.8.30
LEXUS AMAZING EXPERIENCE DRIVING LESSON
REPORT 30th AUG. 2013 @富士スピードウェイ

去る8/30、レクサスでは初めてとなるドライビングレッスンを富士スピードウェイで開催しました。心踊る新しい体験を提供するLEXUS AMAZING EXPERIENCEのプログラムの一つとして、"走る"ことを"遊び""愉しむ"ためのテクニックを磨くことをコンセプトに掲げた今回のレッスンには、250組以上のご応募をいただき、抽選倍率10倍以上という狭き門をくぐりぬけた24名の方々にご参加いただきました。講師陣は走りのプロであるレーシングドライバー。本プログラムのプリンシパルである木下隆之氏、SUPER GT500レクサスレーシングチームの現役ドライバーである石浦宏明氏、国本雄資氏を始めとした、錚々たる9名の顔ぶれです。

PROGRAM1
レーシングドライバー直伝。サーキット走行に向け腕を磨く。

ショートサーキットで、自分の走りを知る。

"クルマを愉しむためのテクニックを身につける"今回のドライビングレッスンのメインイベントは、ショートコースでの全開走行と、本コースでのLFAとIS F CCS-Rでの体験走行。それには、自分の五感を研ぎ澄まし、コーナリングGや加減速G、そしてタイヤのグリップ感覚を把握しながらクルマを常にコントロール下におけるかがとても重要。

午前中のプログラムでは、データロガーを搭載したIS350 "F SPORT"で、自分のドライビング特性を走行データにより"見える化"し、それを元にインストラクターが個別カウンセリングを行なうことからスタート。
ドライブ後にレーシングドライバーからの個別カウンセリングを体験した兵庫から参加の梅谷佳邦さん。「今後の走りが変わってきそうです」と笑みを浮かべた。

未体験のハードブレーキングにチャレンジ

次はブレーキング。サーキットでのスポーツ走行では、速く走る観点からも安全の観点からも如何にクルマの持つブレーキ性能を最大限引き出せるかがとても重要。ここでは、スタート直後アクセルを全開にして80kmまで加速させたあと、濡れた路面でフルブレーキをかけて、障害物を避けながら指定されたコーン内で急停止するという走行にチャレンジ。

"ペダルを床に蹴り込む"ほどの強いブレーキングを初体験した参加者は、「絶対に止まらないと思ったけど、意外と止まるもんだね」と感心しきり。「自分のクルマじゃ絶対にできないこと、したくないことだから、いい経験ができた」という意見が多く聞こえた。

自分の走りをチェックした後は、ショートコースで全開走行。

午前中のショートサーキットで個別カウンセリングを経て、もう一度ショートサーキットへ。1回目は先導車を付けながらのウォームアップ程度だったが、今度は、なんと先導車なしの「全開走行」を体験。
実は、この「全開走行」は事前に知らされておらず、その場でのちょっとしたサプライズに参加者は驚きとともに興奮を隠せない様子であった。

木下氏と石浦氏が走行中にカウンセリング

「今のコーナーでのスピードをもう少し抑え目にすると次のコーナーを楽に抜けられますよ」、「1週目より見違えるよう走りが良くなりましたよ」。
参加者が全開走行している中、コントロールタワーから走りを見ている木下氏と石浦氏からの無線によるアドバイスが飛ぶ。

また、全開走行後のカウンセリングともなると、さらに突っ込んだアドバイスや質問が飛び交った。ブレーキのタイミング、踏み方、アクセルワーク、コース取りについての指導の後、「もっとアクセルを踏み込めますよ」とアドバイスを受けた鍛冶哲史さんは、「まだまだいけるんだなぁ」と、ため息まじりで呟いた。
「あれだけスピードをだしていたのに、もっとアクセルを踏めるというのは、目から鱗です。自分のなかでリミットをもちつつ、どこまでいけるか」

参加者の多くが「走る度に新たな課題がでてくる」と口にしていたが、課題克服にむけてチャレンジする姿が印象的。会場は参加者たちの"本気"で満ち溢れていた。

PROGRAM2
エクストリームドライブで、マシンの限界を知る。

チキンレース

一般的にチキンレースとは、度胸試しをして勝敗を決めるゲーム。本プログラムでは、フル加速でスピードが乗った状態からブレーキングポイントを見定めて、目標としている場所に、いかに正確に止まれるか?を参加者同士で競った。

ギリギリまでブレーキングを我慢した後、ペダルを床に蹴り込むほどのハードブレーキング。これがチキンレースと称する所以であり、実際に1回目のチャレンジでは目標よりも手前で止まってしまう参加者も多く"チキンと言われたくない一心から?"意外な難しさに参加者も興奮した様子であった。

リバースターン

バックでの全開加速からスピードが充分に出たら、きっかけを作った後にフルロックするまでステアリングを切り90度スピンターン、進行方向に真っ直ぐ向いたら直進。
リバースターンとは、FBIやヨーロッパ特別警護チームが訓練で行なう、極限状態でも冷静にクルマをコントロールするためのトレーニング。

すべての参加者が初体験で、且つ短時間で複雑な操作が必要となることから、1回目のチャレンジでの成功率は低かったが、最終的にはほとんどの参加者ができるようになったという驚きの結果となった。

PROGRAM3
スーパーカーLFAとレーシングカーIS F CCS-Rでサーキットドライブ。

LFA&IS F CCS-Rエクスペリエンス

いよいよお待ちかねのLFA&IS F CCS-Rエクスペリエンス。
ピットにしつらえらえたラグジュアリーな空間でくつろいでいると、本日のお目当てスーパーカーLFAと、レーシングカーIS F CCS-Rが3台ずつ登場。
「世界で限定500台しかない憧れのLFAをこんなに近くで見られるなんて……」。興奮を抑えきれず、参加者みなさんのテンションは最高潮。
クルマへと近づき、一眼レフカメラで撮影したり、熱心に観察して目を輝かせていた。

レーシングタクシーで、想像を絶するスピードの世界へ。

自分の手でサーキットを走ったあとは、木下氏、石浦氏を初めとした5人のレーシングドライバーたちの運転によるLFAに同乗。限界走行を体験しました。そこから見えてきた世界とは……?

「とにかく、ブレーキ、アクセルの踏み方、見える景色……。なにもかもが違いました。前との距離がクルマ一台分ないままコーナーへ突っ込んでいき、そのまま加速。乗っている間中「すげーー」「きもちえええーー」という絶叫の連続でした」(鍛冶さん)

「ジェットコースターに乗ってもああは思わないでしょうね。目の前にクルマがいる状態でのスピードって、力がありますよね。すごかったです」(平野さん)

参加者の多くはスピードもさることながら、レースさながらのアグレッシブな走りに想像以上のスリルを覚えていた。

PROGRAM4
走りだけではない、レクサスならではの充実のホスピタリティ

「安全のためにスピードをだすのはやめようと……という無粋なことはナシでいこうと企画した今回のドライビングレッスン。いかがでしたか? みなさんに、五感をこえたサーキットドライブの世界を楽しんでいただけたと思います」

プリンシパル・インストラクターの木下氏の問いかけに、興奮冷めやらぬ参加者の方々は熱心に頷いた。かたわらには、ノンアルコールのシャンパン、赤白ワインと、ビュッフェ形式の食事。レクサスならではの「おもてなし」を習得する研修施設「富士レクサスカレッジ」で、クロージングパーティーは開催された。

ランチも富士レクサスカレッジのダイニングで。メインには地元の食材、あしたか牛を使用したチーズ入りカツレツサンド、ローストチキン、スズキときのこのアーモンドクリームソース。じゃがいもと長ネギのクリームスープ、メロン、サラダ。たくさんのプログラムをこなしたハードなスケジュールのなか、満足できるランチタイムを過ごした。

「本コースでは、我々がみなさんの邪魔にならないようハイペースで先導。速い人は250キロを超えていたのではないでしょうか。午前の成果が確実にでていましたね。あれだけハイパワーのクルマをみんな、コントロールの範囲内でしっかり操り、楽しんでいるなという安心感が伝わってきました」と石浦氏。

国本氏は「みなさんの走りを見ていて、ドキドキワクワクが伝わってきました」というコメント。「クルマの限界を知ることで、一般道でのドライブも変わってくると思います」。

レーシングドライバーからの賛辞を聞いた後、修了証書が手渡されてクロージングパーティーは終了。今日一日やりきった満足感と、サーキットで憧れのクルマを意のままに操ったという誇らしげな表情が参加者の顔に浮かぶなか、大人のためのAmazingな一日は幕を閉じた。

  • 車両は現行モデルとは一部仕様が異なります。