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DRIVER INTERVIEW
脇阪寿一 / 関口雄飛 From LEXUS TEAM WedsSport BANDOH

WedsSport BANDOHは長きにわたって日本のモータースポーツを盛り上げてきたレーシングチームだ。昨シーズンこそ、思うような結果が残せなかったが、今シーズンは第4戦までの全戦でポイントを獲得するなど、浮上の兆しが見える。これからさらなる高みを目指すチームのふたりのドライバー、ベテランの脇阪寿一選手と若手の関口雄飛選手にシリーズの前半戦を振り返ってもらった。

全8戦のうち4戦を終えました。前半戦を戦った感想をお聞かせください。

脇阪寿一:富士スピードウェイでの第4戦の前にエンジンが新しくなり、ストレートのスピードが上がりました。ただ、ライバルメーカーも新しいエンジンを投入してくるはずなので、大きなアドバンテージがあるとは思いません。ここで油断はできないと思います。

関口雄飛:予選で速くても、やはり決勝での結果が何より重要です。全戦でポイントを取っていますが、決勝での順位には納得していません。これから、決勝でも結果が残せるようにしっかり走るつもりです(註:このインタビューの後に行われた第5戦で、見事に4位入賞をはたした)。

前戦、富士スピードウェイでの第4戦の後で、脇阪選手が「走り方がわかった」とおっしゃっていました。これはどういうことでしょう。

脇阪寿一:自分自身の中で、思うようにドライビングが出来ていない、思うようなパフォーマンスを出せていない、というところで今シーズンは悩んでいました。そんな時に、あるテレビ番組で僕がもがいている姿が取り上げられると、かつてのライバルやいまのライバルがトレーニングに誘ってくれたり、ドライビングポジションについてアドバイスをしてくれたんです。そのおかげもあり、悩みを感じながら走るのではなく、よりアグレッシブに攻めようという感覚が戻ってきました。実際に、富士スピードウェイではパフォーマンスも上がりました。

1987年生まれの関口選手には、同世代のライバルがたくさんいます。LEXUSのなかでも、ENEOS SUSTINA RC Fの大嶋和也選手は同い年です。「あいつだけには絶対負けたくない」という、ライバルは存在しますか?

関口雄飛:それはいないです。自分が常にベストを尽くすこと、与えられた環境でいかに100%の力を発揮するかを毎年、毎レースのテーマにしているので、誰か特定のライバルというのはいませんね。

レース中、ドライバーの心拍数は180bpmという高い数値に達します。高い負荷がかかる状態で正確な判断と操作が求められるわけですが、普段のトレーニングではどのあたりに気を付けているでしょうか?

関口雄飛:大好きなカップラーメンを食べないようにしています(笑)。それは冗談ですが、筋力は充分にある方だと思います。ジムでのトレーニングは他の選手と同じくらいだと思いますが、ハンドルが重くて十分な操作ができないとか、コーナリング中に首がGに耐えられなくてアクセルを戻すといったようなことはありません。それよりも暑さに弱いので、車内が高温になる夏場のレースでいいパフォーマンスが発揮出来るよう、暑さを克服するトレーニングを見つけたいです。

さまざまなレーシングチームを経験してきた脇阪選手にうかがいます。このWedsSport BANDOHというチームの特徴はどこにあるでしょうか。

脇阪寿一:このチームがほかのチームと違うのは、経営者が圧倒的に若いということですね。僕より年下ですから(笑)。それから、LEXUSのワークスチームになってまだ2年目で、これからLEXUSのチームのなかで一番になるためのステップを踏んでいる段階でもあります。毎年優勝争いをするようになるにはもう少し時間がかかるかもしれないけれど、着実に成長しています。さきほど、関口選手が順位に納得していないと言いましたが、第4戦の富士スピードウェイでは12位だったかもしれないところを、チーム全員が力を合わせて10位でフィニッシュすることが出来ました。ああいう経験が、チャンピオン争いにつながっていくと思うので、富士での1ポイントは僕にとってかけがえのない1ポイントです。

最後におふたりの気分転換の方法を教えてください。

脇阪寿一:今シーズンに関しては、自分自身のふがいなさをものすごく感じているので、何をしても気分転換にはならないですね。やっぱり、レースに勝つのが一番の気分転換になると思います。

関口雄飛:僕も同じで、やはりレースの結果が悪いと気分が落ちます。ただ、落ち込んだ気分を引きずるのもよくないので、たとえば友だちと騒いだりしてレースのことを一度忘れるようにしています。

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