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Feb 07,2014. UPDATE

WORKSHOP BY LEXUS vol.5 「ライフスタイルをクリエイティブに」 開催。

1.24 Fri 19:00 START

GUEST:
宇南山加子さん(SyuRo)、南貴之さん(alpha.co.ltd)

日常にあふれるさまざまなモノを、私たちはどのような審美眼や価値観で選び、暮らしを豊かにしていくべきか。INTERSECT BY LEXUSのカフェ及びレストランで使われているテーブルウェアのデザイナー兼ディレクターを務める宇南山加子さん(SyuRo)と、人気セレクトショップ1LDKのディレクションを手がけるクリエイティブディレクターでありバイヤーの南貴之さん(alpha.co.ltd)が、それぞれの視点を通じてモノ選びを語る今回のワークショップ。

最初の話題は、お二人の仕事について。宇南山さんは、自ら手がけたINTERSECT BY LEXUSのテーブルウェアを「主役である料理をジャマしないような、そして、この空間に合うようなものをデザインしました」と解説します。ほかにも、ショップで販売するオリジナルアイテムのモノ作りや、日本らしい“マイナスの美意識”についても話してくれました。宇南山さんは、普段、街中を歩いている時などでも、クルマの色やマンホールの模様を眺めたり、ちょっとした手触りを気持ちいいと感じたり、好きなモノを意識しながら毎日を暮らしているそう。五感をフルに使いながら、日常的に感性や感覚を養うという宇南山さんの意見には、南さんも「まったく同じです」との反応。南さんは、セレクトショップでありながら、アパレルだけではなく、雑貨や本なども並べてライフスタイル全般をカバーするという、独自のアイテムセレクトについて話します。

サーモンのサンドイッチとコーヒーで一息ついて、続く第2部は、モノの選び方を掘り下げる内容に。「ファッション」「トラベル」「フード」「ギフト」の4テーマごとに、お二人が持参したお気に入りのモノを紹介していきます。「ギフト」では、宇南山さんが訪れたばかりのフィンランドで手に入れたイッタラ社のヴィンテージグラスを、南さんは「箱が気に入って6個も買った」というインド、ヴィジョングラス製の耐熱グラスを紹介しました。

途中、ゲストの方々にインスタントカメラを配布し、それぞれお気に入りアイテムを撮影してもらいました。集めた写真を1枚の大きなパネルに張り出して、宇南山さんと南さんが気になったモノを選んでいきます。「モノの背景にあるストーリーに惹かれる」という宇南山さん。南さんは、自身も仕事のスイッチとして愛用しているというハンドクリームが気になったようです。「ルールを決めてみるのがいいと思います。ハンドクリームもそうですし、単に右足から歩くとかでもいいと思います。目的みたいなものがひとつあれば、必要なものが見えてきますからね」とライフスタイルを豊かにするポイントを紹介。自分の写真が選ばれたゲストの方々は、マイクを手に、各自のモノへの思い入れをしっかりと語ってくれました。

お二人の価値観に触れるだけでなく、自分の持ち物を改めて見直す機会にもなった今回のワークショップ。ゲストのみなさんのこれからのモノ選びにも、きっと影響を与える時間になったはずです。

このイベントの詳細レポートは、Fashionsnap.comにてご覧頂けます。