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2017.09.14 - 09.17

BMW選手権

BMW選手権
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47位タイで、ランキングも7位へ
「何をしたらいいか、
分からなくなった」

プレーオフ前から変わったコメント
「5位というのは気にならない」

 フェデックスカッププレーオフシリーズの最初の2戦を、低調な成績で終えた松山英樹。ランキングも、トップから4位にまで下がってしまった。ランキング5位以内で最終戦に進出すれば、自力でシリーズチャンピオンを手に出来る。今大会「BMW選手権」では悪い流れを断ち切り、5位以内をキープできる成績が欲しいところだ。松山本人も、このプレーオフシリーズが始まる際に、「トップ5で最終戦を迎えたい」と口にしていた。

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 しかし、前戦からのオープンウィークを経て、アメリカの拠点であるフロリダ州から今大会会場のイリノイ州コンウェイファームズにやってきた松山の言葉は修正されていた。

「5位というのは気にはなりません。最終戦に行けることは決まっているので良いです。まずは、そこに行くことが大事だと思います」

 結果は自然とついてくるもの。それよりもいまは、ゴルフの内容によりフォーカスしたいということか。「第2戦のデル・テクノロジーズで掴んだものが、今ちょっとおかしくなってきているところですね」だから、余計に結果は二の次だ。幸い、今大会から予選カットはない。4日間を戦うことで、しっかりといい状態を固めたいところだ。

 しかし松山は、初日の序盤から苦悩することになった。「掴んだもの」が、さらに手から離れていったということだろうか。

 2番で、2.5mのチャンスを外したことが、きっかけのように映った。続く3番では、1打目を左に曲げ、3打目のアプローチも3mまでが精一杯で、ボギー先行。6番でも、バンカーからの20ヤードの2打目が4.5mオーバーして、2つ目のボギーを喫する。

 8番で、グリーンのすぐ右から12mの3打目をパターで約50cmに寄せてバーディーを奪ったが、浮上のきっかけにはならない。

15番の短いパー4では、ドライバーでグリーン右手前のバンカーまで運びながら、3.5mのイーグルパットから3打を要してしまい、想定外のボギー。17番では、6.5mの右に曲がるバーディーパットを打った後、入ったと思って歩き出したように見えたが、ボールは急にラインを真っすぐに変えて、カップ左を通過してしまい、首を傾げた。18番で2mのチャンスを沈めたが、1オーバーの56位タイ(首位と10打差)では、バーディーフィニッシュも喜ぶことは出来ない。

「良いところがなかったです。ショートゲームに。パッティングが入らないとしんどいですね。アプローチも良くなくて、こういうスコアになっていると思います。良いショットを打っても、後につながらなかったです。予想外というか、下手でしたね」

 わずかな救いは、ショットだ。

「良いところも増えてきているので、あともう少しかなと思います。まあ、4日間あるので頑張ります」

 しかし、2日目はそのショットも、ショートゲームの悪さに引っ張られる格好となった。「ティーショットも、アイアンも、全体的に、全部悪かったですね」とホールアウト後に振り返ったように、フェアウェイキープ率は42.86%から35.71%へ、パーオン率も66.67%から50.00%へ。その意味で言えば、この日の「68」というスコアは、よくまとめたとも言える。

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 2番の1打目でグリーン左のバンカーに打ち込み、ボギーが先行。5番でも、グリーン左のバンカーからの3打目を寄せることが出来ず、前日に続いて、序盤に苦戦した。

 巻き返しが始まったのは、続く6番では1打目がピンを指すショットで根元に落ち、奥4mからの右に曲がるラインを沈めた。8番では12ヤードの3打目をベタピンに。9番では右ラフからの80ヤードの2打目が、ピン奥2.5m。序盤の2つのボギーを、前半9ホールで帳消しにするどころか、1打の貯金もつくって、ハーフターンしてみせる。

 しかし、後半もボギーこそ叩かなかったが、満足まではいかない内容となってしまった。11番を取っていれば、そうはならなかったかもしれない。6.5mのスネークラインのバーディーパットは、沈みそうになりながら、最後のわずかな回転力でボールがカップから出てきてしまった。後半でようやくバーディーが来たのは、1オンも狙える短いパー4の15番。しかし、このバーディーも嬉しいものではなかった。左カラーからの3.5mのイーグルパットは、カップ手前で急激に左に曲がっていった。

「ティーショットはリッキーが良いショットを打っていたので、イメージは出しやすかったです。でも、相手は入ってますからね」

 同組のリッキー・ファウラー(アメリカ)が1オンから3mのイーグルトライを決めたのに対し、自分は3.5mが決められずにバーディー。喜びは半減だ。

 17番のパー3でも1mにつけるスーパーショットからバーディーを奪い、この日は5バーディー、2ボギーの3アンダー。トータルでも2アンダーとオーバーパーを脱して47位タイ(トップと14打差)。しかし、松山にしてみれば、これらの数字はまったく足りない。

「結果がもう少し欲しいですね。このコースで、周りをみても3アンダーは大したことがないですし、むしろ、悪い方だと思うので。明日、ビッグスコアが出せるように準備したいと思います」

最終戦までのわずかな時間の中で
なんとか見つけ出したい"答え"

 3日目の1番ホールで、その"ビッグスコア"は現実になるかと思われた。1オン可能なこのホールで、ドライバーから放たれたボールは花道を転がって、手前のピン右3.5mにつき、わずかに左に曲がるラインを読み切ってのイーグル発進。

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 しかし、期待は一瞬だった。5番では左ラフからの54ヤードの3打目を9mにしかつけられずボギーとすると、7番では、左バンカーからの20ヤードの2打目がグリーンに届かず、パーパットの1mもカップに蹴られ、天を仰いだ。8番では、40ヤードの3打目を1mに寄せてバーディーとしたが、前半9ホールで稼いだアンダーは1打に留まった。

 後半も出入りが激しかった。10番ではティーショットを右のクリークに打ち込んで、ボギー。12番では114ヤードの2打目を右ピンハイ1m、13番では125ヤードを右奥1m強、14番では59ヤードの3打目を左ピンハイ1m強につけて、3連続バーディーを奪うも、上がり3ホールを締められない。16番ではグリーン左からの18ヤードのアプローチをうまく打ったが、ショートサイドのためにピンを2mオーバーし、18番では1打目を右に曲げて、2打目は83ヤード進んだだけとなって、2つのボギーを献上。1番のイーグル発進から、終わってみれば1アンダー止まりで、トータル3アンダー。首位とは16打離れ、順位も49位タイに後退してしまった。

「1番でテンションが最高に上がりましたけど、その後は最低にテンションが落ちてしまいました。5番、7番、10番でガタガタ落としてしまいましたし。うまくマッチングしないなという感じです。クラブも、自分のスイングも」

 だが、不満ばかり言っても始まらない。少しでも良い部分を見つけて4日間を終えたい。

「ビッグスコアを出せればトップ10に入れると思います。明日は天気が悪いみたいなので、伸ばせるように頑張りたい」

 最終日は、予想に反して天候が悪くなることはなかったが、松山のゴルフはこの日も「晴れ」とはいかなかった。序盤はチャンスらしいチャンスもなく、7番の短いパー4でようやく迎えた3.7mのバーディーパットも、カップの左を抜けていった。ようやくバーディーが来たのは続く8番。78ヤードの3打目が右ピンハイ3m強について、これを沈めた。

 後半に入り、11番では3.4mのバーディーパットを決め、続く12番で2mのパーパットをねじ込みピンチを凌いだことで、流れを引き寄せるかと思われたが、やはりこの4日間の松山は、最後までちぐはぐさを拭えなかった。14番では、290ヤードの2打目をグリーン左のブッシュに打ち込みアンプレアブルとし、1m強を残した上りのボギーパットもカップに蹴られて、今大会初のダブルボギー。キャディバッグに向けてパターを強く叩きつけようとした手を、なんとか壊さない程度の強さにまでグッと堪えた。

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 短い15番では、グリーン右手前バンカーからの2打目を約1mにつけ、18番でも105ヤードの3打目をピン筋に飛ばして2.6mに寄せて、2つのバーディーを奪い、ダブルボギーの痛手を消し去ったが、この日も2アンダーと、ビッグスコアとはいかなかった。

「うまく調整してきたつもりだったのが、全然うまくいかなかったので、また何をしたらいいのか分からなくなってしまいました」

 通算5アンダーで、順位は47位タイ。松山のホールアウト時点で、まだ最終組はスタートしておらず、最終的にトップとの差も18打。時間的にも、スコア的にも、上位との隔たりを感じさせる最終日だった。ランキングも5位以内をキープ出来ず、7位にまで低下。

「3日間しかないですけど、しっかりと準備できたらいいなと思います」

 最終戦「ツアーチャンピオンシップ」までの短い時間の中で、どこまで状態を戻せるか。インターナショナルチームのエースとして臨む2週後の「プレジデンツカップ」のためにも、必死に"答え"を捻り出さなければいけない。

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スコアボード

HOLE
Par
ROUND4
ROUND3
ROUND2
ROUND1
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 T
4 3 4 4 4 3 4 5 4 4 3 4 4 5 4 4 3 5 71
4
E
3
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2
3
2
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1
72
1

リーダーズボード

Pos Name
1 マーク・リーシュマン
2T ジャスティン・ローズ
2T リッキー・ファウラー
4 ジェイソン・デイ
5T マット・クーチャー
5T ジョン·ラーム
7T トニー・フィナウ
7T ジョーダン・スピース
9T アニルバン・ラヒリ
9T ウェブ・シンプソン
9T パトリック・カントレー
47T 松山英樹
Total Thru Round R1 R2 R3 R4 Strokes
-23 F -4 62 64 68 67 261
-18 F -6 67 68 66 65 266
-18 F -4 65 64 70 67 266
-16 F -2 64 65 70 69 268
-15 F -4 67 68 67 67 269
-15 F -4 69 68 65 67 269
-13 F -7 65 72 70 64 271
-13 F -6 65 70 71 65 271
-12 F -5 67 71 68 66 272
-12 F -3 66 73 65 68 272
-12 F -1 67 65 70 70 272
-5 F -2 72 68 70 69 279

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松山英樹は2014年1月よりLEXUSの所属となりました。

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