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2015.11.05 - 11.08

HSBCチャンピオンズ

13番2打目で走った背中の痛み
3日目に無念の途中棄権

初日3度を数えたウォーターハザード
本人は否定も、前戦での捻挫が影響?

 前週のCIMBクラシックで単独5位フィニッシュを果たした松山英樹だったが、アクシデントに見舞われていた。最終日の17番ホール、フェアウェイの排水口近くを歩いた際に、突如、地面が陥没。右足を捻挫してしまった。
 今週のワールドゴルフチャンピオンシップ、HSBCチャンピオンズにも影響が出た。開幕前日のプロアマで、いったんはコースに出た松山だったが、9ホールを終えた時点で棄権。

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本人は、「痛みは無いです。大事を取りました」と言うが、自身の調整もプロとして重要なことを、松山もよく理解している。それを止めてまで、患部を気遣わなければいけなかったのだから、問題がない訳がない。

 迎えた初日、途中まで松山は確かに、ケガを感じさせないスコアを記録した。10番からのスタートとなったこの日、11番でグリーン右手前からのアプローチが寄り切らず、4mほどのパーパットもカップ左を抜けてボギーを先行させたものの、14番では3打目をピンから1.5mに寄せてバーディー。17番ではティーショットをほぼ右ピンハイの約4mのエッジにつけて、そこからパットをねじ込みバーディー。後半に入っても、3番でピン右奥2.5m、4番で7mほどのロングパット、5番ではピン左手前の2mと、立て続けに決めて3連続バーディーを奪った。この時点でスコアは4アンダー。充分に上位をうかがえる位置だった。

 だが、内容的にはやはり何かがおかしかった。前半最終の18番では、3番ウッドでのセカンドショットをグリーン右手前の池に打ち込み、折り返しての2番でも2打目が池につかまった。「ミスしたらいけない方向にミスをした。フィーリングが合っていないです」と振り返った松山は、それでもドロップ後の4打目をカップに寄せて、ともにパーセーブとしたが、上がりの8、9番では、歯止めが効かなかった。

8番ではフェアウェイからの3打目をグリーン左奥のラフへ打ち込み、左足下がりの深いラフからの4打目は、ロブショットで上手くボールを上げたものの、2mショートしてボギー。9番では、フェアウェイからのセカンドが右端に立ったピンのショートサイドに飛んだが、あと僅かでグリーン面に届かず、傾斜でボールが右に転がり落ちていった。この日、3度目を数えるウォーターハザード。ドロップしての4打目も距離感が合わずに2mショート。ダブルボギーフィニッシュとなって、終盤2ホールで3打を吐き出してしまった。トップから8ストローク離れての1アンダー、54位タイ。

 ケガの影響は、「無い」と言い、「ミスがミスになってしまうコースです。トップとの差は大きいので、ミスを少なくしないと追い付けません」と、松山はあくまで終盤にスコアを崩したのは、自らが招いたことと断じて、言い訳はしなかった。

「伸ばさないと上位には入れません。8ストロークあるけど、それを徐々に縮めていけたらいいです」

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 だが、2日目の出だしを見れば、どうしても松山の言葉を疑わざるを得なかった。1番でフェアウェイからのセカンドショットがグリーン左にこぼして、アプローチも2mオーバーさせてボギー発進とすると、2番ではティーショットが左のハザードにつかまって、アプローチもパットも上手くいかずにダブルボギー。やはり、いつもの松山ではない。

 5番で左フェアウェイからの2打目をピン左手前1mにつけるスーパーショットで、この日初バーディーとしたが、その後が続かず、13番ではまたしてもグリーン右手前の池につかまってダブルボギー。

「ショットもちょっとずつ戻ってきているかな」と松山は振り返ったが、続く14番、そして16番、18番で3つスコアを戻したのは、そういう事ではなく、彼の意地以外の何物でもなかったのではないか。14番ではフェアウェイからの3番ウッドでの2打目がグリーンを捉えて、10m以上のイーグルトライからのバーディー。16番ではセカンドショットをベタピンにつけるスーパーショット。18番では、ラフからの3打目をピン手前3.5mに絡めてのバーディーだった。

「先週の内容から比べたら、何をやっているのだろうという感じです」と、やはり右足のことには言及しないが、この日1オーバーとさらにスコアを崩し、首位から14打離れてのイーブンパー、53位タイでは、ケガの影響を心配しない方がおかしい。18番のバーディーも、実はフェアウェイから250ヤードのセカンドショットを、4番アイアンでダフった末のもの。左足下がりのライだったとはいえ、160ヤードしか飛ばなかった低く転がったボールは、本当に調子が悪いだけだったとしても松山のものとは思えないショットだった。

「フェニックスで会いましょう!」
手を振り明るく振る舞って帰途へ

「ほんのちょっとの事だと思いますが、それがこれだけ大きなミスに繋がっている。これでは、上位で戦えない。何が原因なのかを残り2日間でしっかり探すことが出来れば、次の試合にも生きてきます。まずは明日、良いラウンドに出来るようにしっかりと練習します」

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 気丈に明日を見据えた松山だったが、3日目、体はついに悲鳴を上げた。屈辱の"裏街道"10番スタートとなったこの日、11番でフェアウェイから2打目を1mにつけてバーディー、12番でティーショットをグリーン左に外してボギーとした後の13番だった。セカンドショットをピン右奥に落として、バックスピンと傾斜でピン右手前2mに戻し、バーディーを奪ったが、この2打目のときに背中の右側に痛みが走った。カップからボールを拾った後も、上体を左右に回して、背中を気遣う。14番のティーインググラウンドに向かう際には、トレーナーのケアも受けた。

 14番のティーショットはフェアウェイに運んだが、3番ウッドを握った2打目では、クラブから手を離し、両膝に手を置き、続けて背中に手をやって、苦痛をこらえた。ボールはグリーン右手前の池に吸い込まれてダブルボギー。

「無理に無理をすれば出来たけど……」と言う松山だが、15番のティーショットを打った時に、もうプレーは続けられないと思った。クラブから手を離し、ボールは深いラフへ。2打目でフェアウェイに刻み、3打目を1m強に寄せてパーセーブとしたが、背中をかばいながら痛そうにカップからボールを拾い上げた松山は、キャディに向けて首を横に振った。

 同伴のマット・ジョーンズ、アンディ・サリバン、キャディらと握手をして、2014年ザ・ホンダクラシック以来の途中棄権。2013年の今大会でも、背中を痛めて2日目スタート前に棄権をしており、この2013-2014年シーズン序盤は、体調が万全とならない事に泣かされた。それだけに、今回のケガも長期化しなければ良いのだが。

 コースからの帰り際、クルマの中から手を振って、「じゃあ皆さん、フェニックスで会いましょう!」と、松山が明るく振る舞っていた事が僅かな救いだ。2週間後、宮崎で行われる日本男子ツアー、ダンロップフェニックスに、ディフェンディングチャンピオンの松山が、何の問題もなく姿を現す事を願いたい。

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スコアボード

HOLE
Par
ROUND4
ROUND3
ROUND2
ROUND1
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 T
4 5 4 3 4 3 4 5 4 4 4 3 4 5 4 4 3 5 72
-- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
-- -- -- -- -- -- -- -- -- 4
E
3
-1
4
E
3
-1
7
1
4
1
-- -- -- 25
5
1
7
3
4
3
3
3
3
2
3
2
4
2
5
2
4
2
4
2
4
2
3
2
6
4
4
3
4
3
3
2
3
2
4
1
73
1
4
-1
5
-1
3
-2
2
-3
3
-4
3
-4
4
-4
6
-3
6
-1
4
E
5
1
3
1
4
1
4
E
4
E
4
E
2
-1
5
-1
71
-1

リーダーズボード

Pos Name
1 ラッセル ノックス
2 ケビン キスナー
3T ダニー ウィレット
3T ロス フィッシャー
5T ブランデン グレイス
5T ダスティン ジョンソン
7T マシュー フィッツパトリック
7T パトリック リード
7T ジョーダン スピース
7T ハオトン リ
WB 松山 英樹
Total Thru Round R1 R2 R3 R4 Strokes
-20 F -4 67 65 68 68 268
-18 F -2 64 66 70 70 270
-17 F -10 65 74 70 62 271
-17 F -4 69 69 65 68 271
-16 F -4 63 71 70 68 272
-16 F -1 65 71 65 71 272
-15 F -5 68 69 69 67 273
-15 F -2 65 70 68 70 273
-15 F -2 68 72 63 70 273
-15 F E 66 69 66 72 273
-- -- -- 71 73 25 -- 169

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松山英樹は2014年1月よりLEXUSの所属となりました。

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