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2015.09.24 - 09.27

ツアー選手権byコカ・コーラ

良い部分も悪い部分も出ての
12位タイ それでも
「締め括りとしては良い形」

昨年は出す事が出来なかった
アンダーパーを初日からマーク

 フェデックスカップランキング15位という堂々たる成績で、2年連続のツアーチャンピオンシップ出場を決め、松山英樹はジョージア州アトランタのイーストレイクGCにやってきた。当コースは、全長7307ヤードのパー70。その年のトップ30を迎え入れるに相応しい難コースだ。過去5年の優勝者の最高スコアは13アンダーで、下は8アンダー。

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10アンダーを目安とすると、1日2~3アンダーを記録していけば、松山が前週に目標として掲げていた「優勝」を争う事ができる計算になる。

 その数字から考えれば、浮き沈みがありながらも松山が記録した初日1アンダーは、まずまずと言える。昨年は71、71、71、73と、一度もアンダーパーのスコアを出せなかったのだから、松山にとってはこのコースで初の60台という事でもある。3番でピン奥2.5mから下りのパットをジャストタッチでバーディーを先行させると、5番でボギーとしたものの、8番で123ヤードの2打目を1.5mにつけて、この日2つ目のバーディー。前半を1アンダーで折り返す。インに入って10番では3mのパーセーブパットが決められず、再びイーブンとしたが、12番では4.5mを沈めて、またアンダーの世界へ。

 13番では3.5mが決まらず、14番ではティーショットを右に曲げて2打目がレイアップとなり、連続ボギーとなったが、本人が大きかったと認めたのが、15、16番。15番では45ヤードの3打目が、右に曲がりながらピンに近づいていき、1m強を沈めて、この日4つ目のバーディー。16番では、ティーショットをフェアウェイど真ん中に327ヤードのドライブを見せて、164ヤードの2打目はピン手前に落ちて転がり、後わずかでイーグルというスーパーショット。楽々タップインで、6つ目のバーディーを奪った。

「勿体ない感じのところはありましたが、最後は伸ばせて終われたので良かったです」

 しかし、このスコアでも順位は11位タイと、上には10人。さすがは、エリートだけが集った最終戦だ。何より松山が驚いたのは、トップのヘンリック・ステンソン。最終的には7アンダーだったが、松山のホールアウト時は8アンダーだった。
「凄いですね、8アンダー。そう簡単に出るスコアじゃないですけど、そういうスコアも出せるというのが分かりました。僕も出せるように頑張りたいです」

 2日目は霧雨。周りのスコアが伸びない事が予想されただけに、松山としては好スコアを出してトップとの差を縮めたい所だった。しかし、前半はティーショットが思い通りにならない。「ラフは雨で重く感じたりはしないけれど、行く場所によっては全然、グリーンに向かって打つのがやっと、という所が多かった」と言うように、1番で右ラフに入れてボギーとすると、4、5番でもフェアウェイを捉えられず、連続ボギー。6番でも右ラフからのアプローチが3.5mまでしか寄せられず、3連続ボギーを喫してしまう。

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 しかし、その後1バーディー(9番でのチップイン)、1ボギー(10番)で迎えた12番から潮目が変わった。「ちょっとした事ですが、12番のティーショットで上手く打てました。なんとなくこういう感じというのが掴めて、最後まで上手く打つことができました」と言うティーショットは、17番(18番はパー3)までフェアウェイを捉え続ける。効果は、スコアに表れた。14番では、145ヤードの2打目を右のピンに対してショートサイドの2.5mにつけてバーディー。16番でも161ヤードのセカンドがまた、左のピンのショートサイド、左ピンハイ1.2mに寄り、この日3つ目のバーディー。6番までに4つ吐き出したスコアを、2オーバーまで戻してみせた。

「トータルでイーブンに戻したいとはずっと思っていましたが、そう思って出来ることではない。自分の出来ることをやって、1つ足りなかったけれど、上手く最後は盛り返せたかなと。明日はしっかりと伸ばしていけるように頑張りたいです」

 トップとの差はさらに広がって、10打差のトータル1オーバー、12位タイ。優勝は遠くなったが、完全に諦めたわけではない。

「しっかり伸ばして、ワンチャンスあるくらいの位置に持っていけたら良いですね」

「去年の今頃は、何をしたらいいのか
分からないまま終わりました」

 3日目も雨。ビッグスコアを出せれば、差はワンチャンスの位置以上に詰められた事だろう。だが、2日目より強まって、最後まで降り続いた雨(2日目は途中で止んだ)は、大きくスコアを伸ばす事を許してくれなかった。松山の、「セカンドの距離がずっと長くなっていたので、本当にしんどい一日でした」というコメントが、この日の状況を言い表していた。3番で5.5mを沈めて先にバーディーがきたが、5番の520ヤードと長いパー4では、パーオンは3人のみで、松山でさえドライバー、スプーンと繋いでもグリーンには届かない。46ヤードのアプローチも7.5mショートしてボギー。続く6番で8m弱のバーディーパットを決めて、再び1打縮めたが、その後はパーセーブが続き、13番では、グリーン右のバンカーから80cmにつけたものの、パーパットがカップをクルリ。

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 ただ、続く14番では144ヤードの2打目を1m強にピタリとつけてバウンスバック。初日に続いての1アンダー、69をマークした事には、松山も満足感を漂わせた。
「微妙なパーパットも入ってくれたし、ミスらしいミスは13番のパターだけです。それ以外はミスしても、上手くカバーできたと思うし、良いプレーだったと思います。トップも2アンダー位しか出ていなくて、そういう中でも崩れないプレーが出来て良かったです」

 トップとは8打差と縮まったが、残すは1日だけとなれば、さすがに松山も現実的にならざるを得ない。順位やスコア以上に、とにかく良いプレーを。
「良い所と悪い所がしっかり分かってきたので、そこは良い兆しかなと思います。やっぱりバーディーチャンスにつけたいとか、そういう欲が出てくるとすぐスイングがダメになってしまうので、そういう欲をあまり出さないでプレーしていけたら良いなと思います。差はあまり気にする事なく、最後に良いプレーが出来るように」

 最終日、「練習場からそんな良い感じはしませんでしたが、1番でバーディー(2.5mを決める)を取れた事で上手く乗って行けました」と言う松山は、2番でティーショットをバンカーに入れてボギーとしたものの、4番で再び2打目を2.5mに寄せてバーディー。

7番で短いパーパットを決められずボギーとしたが、8番で4.5mを沈め、9番で94ヤードの3打目を右ピンハイ3.5mにつけて、連続バーディー。前半を2アンダーで折り返した所までは、かなり充実感のあるラウンドだったはずだ。

 しかし後半は、「少し残念な感じもある」と言った内容となった。10番では、ティーショットが右ラフにつかまって、2打目はレイアップとなり、ボギー。13番は4.5mの左に曲がるラインをきっちり読み切ってバーディーを返したが、続く14番では、ティーショットがまた右に曲がり、林の中へ。2打目も松の木に当たって、再びラフ。最後は2m強のボギーパットがカップを1回転して、4日間で唯一のダブルボギーを喫した。この日のスコアはイーブンに戻り、トータルでもイーブンパー、トップとは9打差で12位というのが、2014-2015年シーズン最後の松山の成績となった。

 フェデックスカップランキングでは、昨年の28位から大きく躍進して16位。しかし、そんな1年に対して松山は、「普通」という言葉を使った。

「良い意味でも悪い意味でも、普通だったという感じはします。そんな中でやはり優勝を目指してやっているので、優勝に手が届かなかったのは何が足りなかったのか、優勝する為に何が必要なのか、しっかり考えて来シーズンに繋げたいです」

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 ただ気持ちは、昨年の最終戦とは全く違う。

「締め括りとしては良い部分も悪い部分も出て、良い形で終われました。次に繋がるという感じはします。勝てなかった事は残念ですけど、それでも良いものが見つかった。去年の今頃は全然分からないまま終わって、技術的に何をしたら良いのか分からないまま、今シーズンもやってきたけど、それが最後の方になってだいぶ分かってきました。良い兆しがありながら次のオフもあるし、そこでしっかり仕上げて行けたらなと思います」

 と言っても、そのオフは先の話。「今年の締め括りという感じはしない」と3日目に語っていたように、松山には2015年にやるべき仕事がまだまだ残っている。まずは2週後、韓国開催の「プレジデンツカップ」。2年前の初出場時とは意味が異なる。中心選手としてチームを引っ張る責務が、今の松山にはある。錚々たる顔ぶれのアメリカ選抜を撃破した時、松山にとっての2015年は、「普通」から少しは格上げされていることだろう。

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スコアボード

HOLE
Par
ROUND4
ROUND3
ROUND2
ROUND1
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 T
4 3 4 4 4 3 4 4 5 4 3 4 4 4 5 4 4 3 70
3
-1
4
E
4
E
3
-1
4
-1
3
-1
5
E
3
-1
4
-2
5
-1
3
-1
4
-1
3
-2
6
E
5
E
4
E
4
E
3
E
70
E
4
E
3
E
3
-1
4
-1
5
E
2
-1
4
-1
4
-1
5
-1
4
-1
3
-1
4
-1
5
E
3
-1
5
-1
4
-1
4
-1
3
-1
69
-1
5
1
3
1
4
1
5
2
5
3
4
4
4
4
4
4
4
3
5
4
3
4
4
4
4
4
3
3
5
3
3
2
4
2
3
2
72
2
4
E
3
E
3
-1
4
-1
5
E
3
E
4
E
3
-1
5
-1
5
E
3
E
3
-1
5
E
5
1
4
E
3
-1
4
-1
3
-1
69
-1

リーダーズボード

Pos Name
1 ジョーダン スピース
2T ダニー リー
2T ジャスティン ローズ
2T ヘンリック ステンソン
5T ダスティン ジョンソン
5T バッバ ワトソン
5T ポール ケイシー
8T J.B. ホームズ
8T ザック ジョンソン
10T マット クーチャー
10T ジェイソン デイ
12T 松山 英樹
Total Thru Round R1 R2 R3 R4 Strokes
-9 F -1 68 66 68 69 271
-5 F -5 69 72 69 65 275
-5 F -4 70 68 71 66 275
-5 F 2 63 68 72 72 275
-4 F -6 69 72 71 64 276
-4 F -3 70 71 68 67 276
-4 F E 65 70 71 70 276
-3 F -1 68 72 68 69 277
-3 F E 66 70 71 70 277
-2 F -2 71 70 69 68 278
-2 F -2 69 71 70 68 278
E F E 69 72 69 70 280

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松山英樹は2014年1月よりLEXUSの所属となりました。

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