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2015.09.17 - 09.20

BMW選手権

8戦ぶりの一桁順位となる7位タイ
「最終戦はやっぱり優勝がしたい」

きっぱりと口にした
「今週は楽しみ」という言葉

 昨年はフェデックスカップランキング30位と、最終戦ツアーチャンピオンシップ出場に向けてまさに「オン・ザ・バブル」の順位で、プレーオフ第3戦BMWチャンピオンシップにやってきた松山英樹。今年は、そこから大きく立ち位置を変えて、16位。この数字一つとっても、松山のレベルが底上げされた事を確認出来る。

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 プレーの現状も、好感触だ。前戦ドイツバンクチャンピオンシップ終了時、「今週、先週から良くなっているものを来週しっかりと調整して、また再来週、優勝争いをバッチリ出来ますというくらいの状態で入っていけたら良いです」と第3戦に向けての青写真を語っていたが、実際、1週間のオープンウィークは上手く過ごす事が出来たようだ。テレビのインタビューで、時間をかけて言葉を選ぶというふうでもなく、きっぱりと口にした言葉は、「上手く調整は出来てきていると思うので、今週は楽しみだなと思います」。今シーズンも残り2戦。一時の不調から脱し、最高の締めくくりに向けて、松山の表情は頼もしい。

 スコアにこそ表れなかったが、好調ぶりは初日のプレーにも充分見て取れた。インスタートの10番で、しっかり5mのチャンスにつけるセカンドショットを放つと、11番でもティーショットがショートサイドの4mへ。14番でも、80ヤードの3打目が3.5mにつき、15番の短いパー4でも、1オンこそ逃したものの、4mのバーディーチャンス。折り返して1番も、84ヤードの2打目が3.5mに寄った。

 しかし、この日はパッティングが今一つだった。チャンスで尽くカップを捉えられない。逆に13番では1mのパーパットを外し、18番ではグリーン手前のクリークでウォーターショットを強いられて、2つのボギーを喫した。バーディーはゼロ。

 ただ、接近した雷雲が味方した。14番の2打目を打った所でサスペンデッド。一晩を越えて、松山のパッティングは入りはじめた。第1ラウンドの残り6ホールのうち、5番では3パットを喫したが、6番では6.5mを沈め、8番では122ヤードの3打目を3mに寄せてバーディー。

 最初の18ホールを1オーバーでまとめると、松山いわく、「入ったら、入り出したという感じ」で、続く第2ラウンドの7番からバーディーが止まらなくなった。7番では8mを決め、8番では、「7番より8番の方が大きかった。ずっと短いパットを外していて、それが入った事で、良いプレーに繋がりました」という1.5mを沈めての連続バーディー。

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9番でも5mをものにして3連続バーディーとし、前半を3アンダーとすると、11番ではティーショットが5mにつき、この日4つ目。さらに、14、15番、17、18番と連続バーディーを2回重ねて、計8つのバーディーを奪った。ツアー自己ベストタイの63。トータル7アンダーは、第1ラウンド50位タイの順位を一気に19位タイまで引き上げた。

「昨日は、ちょっとパッティングで苦しんだ所があって、スコアを伸ばせなかった。でも、上手くスコアをここまで戻せたので良かったです。パッティングはそんなに入ってなかったけれど、気にしていなかった。気にしなくても、入らないとだんだんストレスになるけれど、それを上手く我慢した所でバーディーが来たので、それが良かったと思います」

 トップは、61、63と連日ビッグスコアをたたき出したジェイソン・デイで、差は11打。しかし、まだ2日間ある。松山の今やるべき事は明確だ。

「トップと差があるので、少しでも詰めていけるように、今日みたいなゴルフが出来るようにしっかり準備していけたら良いです。上は、なかなか今の調子じゃ崩れそうもないけれど、しっかり自分が伸ばしていけるように頑張ります」

「今年ここでトップ10に
入れた事はすごく嬉しい」

 3日目。2日目に47人が記録した60台のスコアは、この日21人にまで激減した。ベストスコアも2日目が62だったのに対し、66。前の2日間に比べて風が強まり、風向きも逆になった事が影響した。ただ、松山がこの日、思いとは裏腹に1つしかスコアを伸ばせなかったのは、やはり初日と同様、パッティングだった。

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「風は逆でやりにくい部分はあったけれど、さほど強くなかったし、難しいとは感じなかった。ただ、パットが上手く決まってくれなかったなという感じです」
 チャンスは多かった。2、7、8、12番と4つのバーディーをこの日奪ったが、14番2.5m、15番5.5m、17番5.5m、18番2mと、他にも入れ頃のパットはあった。3つ数えたボギーも、3番は3パット、6番と10番はそれぞれ2.3mと2.5mのパーパットと、どうにもならないような状況ではなかっただけに悔やまれる。

「読みがバラバラな所もあったし、最後はちょっとストロークがブレていたので入らなかったという所もあった。まとめたとも言えます、勿体なかったなぁとも言えます」
 しかし、引き続きショットの感触は良い。

「昨日よりは良くないですけど、良い感じでプレーは出来ている。良くはないけどチャンスについています。爆発的なスコアを出す為には足りないけれど、普通に4アンダー、5アンダーを出せるような感じ。トップ以外はそこまで伸びていないので、しっかり上位目指して頑張りたいと思います」

 トップから12打差の8アンダー、18位タイ。しかし松山が言うように、2位とは6打差だけに、最終日にチャージ出来ればトップ10、トップ5も充分に狙える。どこまでパッティングを、2日目のような状態に出来るか。

「ストロークのブレは修正できると思います。入るか入らないかはなかなか左右出来ないし、自分の良いストロークをする事だけ考えたい」

 迎えた第4ラウンド。松山は課題を見事にクリアした。ショットとパットが2日目のように噛み合った。1番ではいきなり、129ヤードの2打目をピンの根元に突き刺してバーディー発進。3番でも、残り143ヤードから2mにつけてバーディー。8番では、セカンドショットをグリーン手前まで運んでアプローチを寄せ、前半で3打縮めてみせた。後半も、10番こそ、「泥がついていたんですかね。あり得ない飛び方」をした2打目がグリーン右のクリークにつかまりボギーとしたが、松山自身は、「良くセーブ出来ました」と、傷を1打に留めた事を評価した。12番では、142ヤードの2打目を2.5mにつけてバーディーとし、14番でも2オンから楽々バーディー。

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 光ったのは、バーディーを奪ったホールだけではなかった。16番では、2打目をグリーン左奥のギャラリースタンド前に外し難しいアプローチも4mに寄せるのが精一杯となったが、パーパットをねじ込んだ。続く17番でも、グリーン右手前ラフにティーショットを打ち込んだが、30mのアプローチを1.5mに寄せて、パーを拾った。これには松山も、「16番、17番は良いパーセーブだった思います」と自賛し、これが18番のバーディーフィニッシュに繋がった。ティーショットは右ラフに外したが、そこから残り87ヤードまで運んで、最後は3mのバーディーパットを決めきった。松山の声も、自然と弾む。

「ミスというミスはほとんどなく。ミスしても上手くリカバリー出来た部分もあります。パッティングが午前中はそんなに入らなかったけど、最後の3ホールを含めて良いパッティングが出来ていました。最終日のパッティングがちょっと課題だったので、順位はあまり上の方じゃないスタートだったけれど、上手く打てたという事で、次に繋がるというか、単純に嬉しかったです。上がり3ホールは、ショットがどこに行ってるんだという話なんですが、それでもしっかり最後にバーディーが取れたので良かったです」

 この日、6バーディー、1ボギーの5アンダー。トータル13アンダー、7位タイで、ザ・メモリアルトーナメントの5位タイ以来、8戦ぶりのトップ10。公言していた通りの上位フィニッシュに、さらに言葉は軽やかになる。

「去年はザ・メモリアルトーナメント以降、トップ10に1回も入れなかったので、今年ここで入れたのはすごく嬉しいです。来週は最終戦だが、やっぱり優勝がしたい。それに向けて今週のゴルフはすごく良かった。しっかりとキープして、来週はもっと良いプレーが出来るように頑張りたいです」

 昨年は22位タイと、ルーキーとしてツアーチャンピオンシップに残れた事で息切れした印象もあったが、今年は違う。PGAツアー2年目のシーズンに"やり残した事"を成し得る為に、松山は堂々、ジョージア州アトランタ、イーストレイクGCに乗り込む。

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スコアボード

HOLE
Par
ROUND4
ROUND3
ROUND2
ROUND1
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 T
4 3 4 4 4 3 4 5 4 4 3 4 4 5 4 4 3 5 71
3
-1
3
-1
3
-2
4
-2
4
-2
3
-2
4
-2
4
-3
4
-3
5
-2
3
-2
3
-3
4
-3
4
-4
4
-4
4
-4
3
-4
4
-5
66
-5
4
E
2
-1
5
E
4
E
4
E
4
1
3
E
4
-1
4
-1
5
E
3
E
3
-1
4
-1
5
-1
4
-1
4
-1
3
-1
5
-1
70
-1
4
E
3
E
4
E
4
E
4
E
3
E
3
-1
4
-2
3
-3
4
-3
2
-4
4
-4
4
-4
4
-5
3
-6
4
-6
2
-7
4
-8
63
-8
4
2
3
2
4
2
4
2
5
3
2
2
4
2
4
1
4
1
4
E
3
E
4
E
5
1
5
1
4
1
4
1
3
1
6
2
72
1

リーダーズボード

Pos Name
1 ジェイソン デイ
2 ダニエル ベルガー
3 スコット ピアシー
4T J.B. ホームズ
4T リッキー ファウラー
4T ロリー マキロイ
7T 松山 英樹
7T キャメロン トリンゲール
7T ダスティン ジョンソン
10T バッバ ワトソン
10T ヘンリック ステンソン
10T ケビン ナ
Total Thru Round R1 R2 R3 R4 Strokes
-22 F -2 61 63 69 69 262
-16 F -2 65 64 70 69 268
-15 F -1 67 65 67 70 269
-14 F -3 70 65 67 68 270
-14 F -2 69 66 66 69 270
-14 F -1 68 65 67 70 270
-13 F -5 72 63 70 66 271
-13 F -5 72 64 69 66 271
-13 F -1 71 62 68 70 271
-12 F -6 65 70 72 65 272
-12 F -4 71 63 71 67 272
-12 F E 65 66 70 71 272

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松山英樹は2014年1月よりLEXUSの所属となりました。

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