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2014.12.04 - 12.07

ヒーローワールドチャレンジ

スコアを伸ばせそうで伸ばせず13位
だからこそ募る「また来年も」の思い

狭き門だからこそ直接的に
得られるトッププレーヤーの刺激

 今年、冠スポンサーが変わり、開催地もカリフォルニアからフロリダへと移した今大会。狭き門を、日本人で初めて松山英樹がくぐる。開幕前、松山はその喜びを素直に表した。
「8月位に最初に話があって、入れたら出たいと思っていた。18人しか出られない試合。そこに選ばれる時点で凄く嬉しいですし。来年に向けて、良い課題が見つかれば良いなと思う。当然優勝を狙うけれど、結果だけでなく内容も求めたい」

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喜びの源は、言うまでもなく、このフィールドだからこそ直接的に得られる刺激。自身も、全体で2位タイとなる7バーディーを奪い、通算4アンダーの6位タイ発進としたが、松山は初日から早速、世界のトッププレーヤーのレベルの高さを感じさせられた。
「コース内にリーダーズボードがなく、一緒に回っていたジミー(ウォーカー)がポンポンと伸ばしていたから、付いて行けばそんなに差は開かないだろうと思って回っていた。でも、上がってみたら皆スコアが良いから、凄いなと。何カ月もやっていないはずの人間が、いきなりスコアを出すんだから……」
 トップは、ダンロップフェニックスで激闘を演じたジョーダン・スピースの6アンダー。これもまた、松山の気持ちをくすぐる。
「やっぱり調子が良いのかなと思います。でも僕も、その調子が良い選手に勝っているので。置いていかれないように頑張りたいなと思います」
 思いを実際のプレーにすぐ反映させられるところが、また松山の魅力であり、驚かされる部分だ。2日目、2番を6番アイアンで1mにつけてバーディーを奪うと、3番では5mを沈めて連続バーディー。6番はボギーとしたが、11番、13番でもピンに絡めてスコアを伸ばし、上位を追う。

しかし、「何も変わってない」と本人は否定するが、14番のティーショットを打った時点で大雨のためプレー中断となり、勢いにブレーキがかかった。

再開後のセカンドショット、109ヤードの距離が合わない。50度のウェッジで放ったショットはグリーンをオーバーし、ダブルボギー。15番でもガードバンカーから寄せられずボギーを叩くと、18番でもバンカーを渡り歩き、さらにスコアを吐き出す。
「14番は勿体なかった。やっぱりバーディーを取りたくて。もう少し慎重に行けば良かったかなと思う。15番もティーショットが悪かっただけで、極端に悪いゴルフではないと思います。ちょっとしたミスが、最後にスコアに出ただけかなと思います。序盤は良い流れだったが、それが続かないのがゴルフです」

「2014年は本当に良い一年だった
疲れよりも練習がしたい(笑)」

 4バーディー、3ボギー、1ダブルボギーで通算3アンダーの14位タイ。トップは11アンダーまで伸ばしたスピース。8打差をなんとか縮めて、最終日を良い位置で迎える為にも、3日目、松山は果敢にピンを狙っていった。

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 1番では左の林から1.5m、7番ではピン奥に落としてバックスピンで2m、8番では右ラフからピン右3.5m、9番ではピン手前2.5m、10番ではまたバックスピンで奥から戻して5m、11番では池の傍に立つピンに対して、ショートサイドを攻めて4m。しかし2日目に、「ストローク自体は凄く良く打てている。ただラインが少し、ボール半分、1個分だけ、ずれている」と言っていたパッティングは、この日も一筋、カップと重ならない。11番までの6つのチャンスで、決められたのは7番だけ。
「入らなかったです。グリーンのスピードが掴めていないのか分からないが、入ってくれない。でも、ストローク自体は悪くない。噛み合うのを待つだけだと思います。」
 チャンスを逃し続けた分、代償は大きい。12番、左ラフから160ヤードを、左手前の池を避けたいと思いながら、奥から傾斜がきついので戻ってくるという計算で、一つ大きい8番アイアンを抑え気味に打ったのだが、大きくグリーンオーバー。最初のアプローチは木立に阻まれて戻ってきてしまい、そこから3打を要してダブルボギー。

「フライヤーではなく、むしろ池を越えるかなという感じだったのですが、球が落ちてこなくてびっくりしました。下の番手で右に打つという選択肢もあったと思うけれど、15ヤードくらいの間に打てないというのは、この順位が物語っていると思います。」
 しかし、松山は決して諦めなかった。諦めては、折角この舞台に立った意味はない。15番、17番では、寄せるのが明らかに難しいライから神業的なアプローチで2つのバーディーを奪い返す。
「良かったですが、まだまだですね。これがラフとか、もっとシビアな状況、優勝争いをしている状況で出来るかと言われたら、まだ出来ない。でも一つ一つ、こうやって下の順位でもやっていくことが大事だと思う。積み重ねが大事だと思います。」
 トータル4アンダーと伸ばしたが、トップのスピースからは16打離れた12位タイ。それでも2014年の締めくくりを意義有るものにするため、気持ちを再度引き締める。
「ジョーダンが飛びぬけていますが、2ケタアンダー位を目指して頑張りたい。自分がやりたいことをしっかりやりたい。出来なければ、また練習するだけだと思う。しっかり今後に繋がるゴルフが出来ればと思います。」

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 最終日、前半の9ホールでは、まさに松山の思うプレーが出来たのだろう。1番では、左にティーショットを曲げるも、セカンドを2mに寄せてバーディー発進。4番ではバンカーから寄せきれずボギーとしたが、6番では1m、7番でも2mに寄せて連続バーディー。すると8番では、ピン手前8mからの長めのパットも決まる。
 3連続を含む4バーディー、1ボギーで3打縮めてフロントナインを折り返すと、前日に大トラブルとなった12番でもきっちり借りを返した。フェアウェイからピン右奥2mにセカンドを絡めて、この日5つ目のバーディー。順位を一桁に盛り返した。
 しかし、13番ロングでのチャンスを決められなかったのが大きかった。タイガー・ウッズらが何度もミスをして跳ね返されたグリーン右の大きな斜面下から、ワンクッションを入れて見事ピン左2mを捉えたが、このバーディーパットが左に外れる。すると、続く14番では、前日の12番の様にセカンドがグリーンをオーバー。1打を払って、なんとか4オン1パットでボギーに抑えたが、残る4ホールで挽回する事は出来なかった。
「パットが決まらなかった。ショットも良い所はあったが、もう少しチャンスにつけられたかなと思うものもあった。逆に良い課題が見つかったと思います。この4日間では、パターが今日の前半だけ入った。そこをもっと良くすれば、良いスコアで回れたと思う」

 5バーディー、2ボギーで3打を縮めたが、トータル7アンダーは単独13位。優勝のスピースは、2位にも10打差を付ける、26アンダーという完全な一人旅だった。
「ちょっとした事が結果に繋がってしまっている。それを結果に表れないように、誤差を縮めていければと思います。」
 しかし、一度この雰囲気を味わい、更に結果が付いてこなかったからこそ余計に、来年も活躍して、またここに戻ってきたいという思いが募る。松山に新たな目標が加わった。
「これだけ少ない人数でプレーすることはなかなかない。来年もこのメンバーの中にいられるように頑張りたい」
 そのためにも、2015年初戦となるヒュンダイ・トーナメントオブチャンピオンズまでの1カ月を決して無駄にはしない。
「良い課題が見つかりましたし、それを克服すれば結果に繋がる。2014年は本当に良い一年だったと思います。次の試合は1カ月後ですけど、休んで、トレーニングもして、修正したい所もある。疲れたか? いや、それはなくて、練習したいです(笑)」

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スコアボード

HOLE
Par
ROUND4
ROUND3
ROUND2
ROUND1
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 T
4 3 5 4 3 4 5 4 4 4 3 4 5 4 3 4 5 4 72
3
-1
3
-1
5
-1
5
E
3
E
3
-1
4
-2
3
-3
4
-3
4
-3
3
-3
3
-4
5
-4
5
-3
3
-3
4
-3
5
-3
4
-3
69
-3
4
E
3
E
5
E
4
E
3
E
4
E
4
-1
4
-1
4
-1
4
-1
3
-1
6
1
5
1
4
1
2
E
4
E
4
-1
4
-1
71
-1
4
E
2
-1
4
-2
4
-2
3
-2
5
-1
5
-1
4
-1
4
-1
4
-1
2
-2
4
-2
4
-3
6
-1
4
E
4
E
5
E
5
1
73
1
5
1
2
E
4
-1
5
E
3
E
4
E
5
E
3
-1
5
E
4
E
3
E
3
-1
5
-1
3
-2
3
-2
3
-3
4
-4
4
-4
68
-4

リーダーズボード

Pos Name
1 ジョーダン・スピース
2 ヘンリック・ステンソン
3T パトリック・リード
3T キーガン・ブラッドリー
5 ジェイソン・デイ
6T リッキー・ファウラー
6T ジャスティン・ローズ
8T ザック・ジョンソン
8T ビリー・ホーシェル
8T マット・クーチャー
13 松山 英樹
Total Thru Round R1 R2 R3 R4 Strokes
-26 F -6 66 67 63 66 262
-16 F -3 67 68 68 69 272
-15 F -4 73 63 69 68 273
-15 F -2 72 66 65 70 273
-14 F -6 71 67 70 66 274
-11 F -4 67 70 72 68 277
-11 F -1 72 64 70 71 277
-9 F -3 67 71 72 69 279
-9 F -5 73 72 67 67 279
-9 F -2 69 70 70 70 279
-7 F -3 68 73 71 69 281

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松山英樹は2014年1月よりLEXUSの所属となりました。

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