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2014.08.14 - 08.17

ウィンダム選手権

今シーズン3度目の予選カット
「練習しかない。練習します!」

「もう少しいいショットがしたい。
気持ち良くプレーしたい」

 自分を厳しく評価し、でも、どんなに体調が悪くても、ゴルフの状態が良くなくても、出るからには、「勝てるようにがんばります」と語るのが、松山英樹の常だ。しかし、ウインダムチャンピオンシップ開幕前日、その松山が似つかわしくないフレーズを使った。
「体は絶好調なのに技術が伴ってこない。体だけはねえ……。ショット、パット、すべてですね。

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 予選通過してるだけじゃ、ポイントは稼げません。予選を通るのは褒めてあげたい。でも順位を上げられない力のなさが、むなしい。とりあえず予選を通りたい。予選から上位で戦うのが楽しいけれど、それが現状。思い描いているプレーとはかけ離れていますけど、ずっとうまくいくことでもない。それは理解して、いまの状況を楽しんでいきたい。」

 迎えた初日。1アンダーで18ホールを終えた松山のスタッツは、前日の松山のコメントほどに悪いものではなかった。フェアウェイキープ率は71.43%、パッティングのストロークへの貢献度を示すスタッツもプラスの0.171。会場のセッジフィールドCCは起伏の大きなグリーンが特徴で、パッティングに加えアプローチの難易度も高いため、パーオン率55.56%も、数字の見た目ほど悪くはない。出だしの10番で、「あんなシャンクみたいになるとは思わなかった」というセカンドショットでボギーを叩いたが、後半の5番では2オンからイーグルも奪ってみせた。

 しかし、松山の感覚は、やはりデータとは違っていた。
「状態は良くなってないですね。でも、まだパターのほうがしっくりきていますね。ラインがもう少し合えば。ミスパットも少しありましたけど、いいストロークもありましたし。ショットはいいところが一つもなく。そのなかで1アンダーで回れたのは良かったですけど、もうちょっといいショット打っていきたいなあって思います」

 イーグルも、決して満足のいくものではなかったようだ。
「セカンドは無理矢理つけた感じですよね。当たりは悪かった。たまたまコロコロッと。7番アイアンで打って、あの距離ではイーグル取った気分にもならないし。スコア的に良かったなというだけで、自分の気持ちが乗っていく感じはしなかったです」

 松山自身、劇的にゴルフが良くなることまで望んでいるわけではない。思うのは、「気持ち良くプレーしたい」ということ。
「いいショットを打って、気分良くセカンドに行って、そこからミスをしてボギーを打ったら仕方ないという感じで、気分良くゴルフがしたいです。」

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読みとは逆に切れるパット
「結果が出るまで待つしかない」

  しかし、2日目も気持ちのいいプレーは戻ってこない。1番からスタートすると、2番では段を下っていくパッティングがショートし、パーパットもカップの右を抜けてボギーが先行。5番では、2オンからバーディーを奪ったが、約6mのイーグルパットがカップに蹴られての結果では、素直に喜べない。7番、8番では、4m、5mのバーディーパットが決まらず、9番でようやく、ピン右奥からの3.5mの下りが入ってくれた。
「ラインを読んでも自分の目が悪いのかわからないけれど、逆に切れたりする。それがいまの状態」というパッティングが如実に表れたのが11番。ピン奥6.5mからバーディーパットがカップの右を抜け、返しの1mも右を抜けた。パーパットを打った後に、ラインをもう一度確認する姿に、松山の苦悩がうかがえた。

 この時点でトータル1アンダー。予選カットラインは2アンダーが予想された。

しかし、欲しいバーディーが来てくれない。「ショットが悪いなかでもチャンスはたくさんありましたし、パーオン率も高かった(83.33%)。最後の締めがうまくできなかった」というように、12番ではティーショットで右手を離すも、結果は右ピンハイ4.5m。しかし、パッティングではボールがカップの右をすり抜ける。13番、15番でも4mのチャンスが入らない。16番では3.5m、17番では2mの微妙なパーパットを沈めて、最終18番の2m強のバーディーパットに望みをつないだが、これもカップ右を通り過ぎては、松山も思わず苦笑いするしかなかった。前週の全米プロの驚異的な予選通過のシーンを引き合いに出しながら、淡々と最後のシーンを振り返った。
「毎週毎週、あんな劇的な感じでいかないでしょう。でも、最後も絶対入れてやると言う気持ちで打って、自分が思ったラインに出して切れなかったのは悔しいですけど、あれで入らなかったらしようがないと割り切っています」
 トータル1アンダーは予選カットに1打及ばず、5月上旬から続けてきた決勝ラウンド進出は8連続で止まり、4月のRBCヘリテージ以来の予選落ちとなった。

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「そう簡単に予選通過できる舞台でもないですし、いまのゴルフの状態からすると予選落ちは妥当だと思う。プレーオフシリーズはここ以上に層は厚くなりますけど、いまの僕の状態を少しでも上げていければ、予選は通れるし、上位にもいけると思う。パッティングはちょっと入るだけでいいんで……、いつ入ってくれるか。結果が出るまで待つしかない」

 もちろん、松山が単純に待つだけのはずもない。この日、誰もいないドライビングレンジ、パッティンググリーンで、日没まで3時間、練習を続けた。
「早くきっかけをつかまないといけないんですけど、それが練習しても見つからないんで大変。でも大変かもしれないけど、それは必ずこれから生きてくると思う」(ウインダム開幕前)

「練習しかないと思うんですよね。練習します!」(ウインダム初日終了後)
 自身がやるべきことは、わかっている。いまの苦悩を乗り越えたときに、さらなる飛躍が待っていることを信じて、松山は出口を見つけるための手探りの作業を続ける。

 

 

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スコアボード

HOLE
Par
ROUND4
ROUND3
ROUND2
ROUND1
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 T
4 4 3 4 5 4 3 4 4 4 4 3 4 4 5 3 4 4 70
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4
E
5
1
3
1
4
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4
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3
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-1
4
-1
5
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4
1
5
1
3
1
4
1
4
1
69
-1

リーダーズボード

Pos Name
1 カミロ ビジェガス
2T ビル ハース
2T フレディー ヤコブソン
4 ヒース スローカム
5T ブラント スネデカー
5T ウェブ シンプソン
5T ニック ワトニー
8T ウィリアム マクガート
8T ジョナサン ベガス
8T ケビン キスナー
8T ブラッド フリッチュ
CUT 松山英樹
Total Thru Round R1 R2 R3 R4 Strokes
-17 F -7 63 69 68 63 263
-16 F -6 68 66 66 64 264
-16 F -4 68 64 66 66 264
-15 F -3 65 65 68 67 265
-14 F -3 68 65 66 67 266
-14 F -3 64 69 66 67 266
-14 F E 67 64 65 70 266
-13 F -6 64 68 71 64 267
-13 F -4 67 65 69 66 267
-13 F -3 69 64 67 67 267
-13 F E 69 63 65 70 267
-- -- -- 69 70 -- -- 139

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松山英樹は2014年1月よりLEXUSの所属となりました。

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