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2014.04.17 - 04.20

RBCヘリテージ

できていたことが
できないもどかしさ

「2年目」のスタートで味わう
初体験

 時差13時間。アメリカ・サウスカロライナ州ヒルトンヘッドアイランドから見て地球のほぼ真裏とも言える日本では、男子ツアーの国内開幕戦、東建ホームメイトカップが始まろうとしていた。松山英樹は1年前、この大会で10位タイという結果を残し、見事なプロデビュー戦を飾った。いま彼は、ちょうどプロ2年目のスタートを迎えたことになる。

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「去年頑張って、ああいうふうに賞金王になれたけど、今年の開幕戦は出られないということですごく残念です。ですが、PGAツアーでやると決めているので(日本で)何試合出られるかわからないですけど、皆さんの前でプレーしているところを見せられたらいいなと思います」
 RBCヘリテージ開幕前の水曜日、2013年日本ツアー王者として語った、ファンへのこの言葉の裏には、「アメリカでより満足のいく結果を残したうえで、日本に戻って戦いたい」という強い意志が透けて見える。
 しかし、何事もうまくいくときがあれば、そうはならないこともある。禍福はあざなえる縄のごとし。これまで順調に進んできた松山に、いま我慢の局面が訪れているのか。アメリカPGAツアー初の予選落ちを喫したマスターズから1週間。彼にとってのプロ2年目初戦は、2週続けての予選カットという、またしても初めての体験となってしまった。

 初日こそ、まずまずの内容だった。インスタートの3ホール目、12番では約4メートルのパットを沈めてバーディーが先行。その後、15番、18番ではショットを曲げ、さらに16番では2オンから3パットで、計3つのボギーをたたき、2オーバーまで後退するが、フロントナインに入ってからは、2番と5番の取るべき短めのパー5できっちりとバーディーを奪う。

7番では、グリーン右サイドからのアプローチで、ウェッジがボールの下をくぐり、寄せきれずボギー。しかし、この日の最終9番ホール、距離の短いパー4では、ガードバンカーに入ってもOKと考えてドライバーを振り抜き、グリーン手前までボールを運び、約27メートルのバンカー越えの2打目は、ピンに当たってもう少しでイーグルというスーパーアプローチ。バーディーで締めてトータルイーブンパーの36位タイは、粘りのナイスカムバックだ。
 だが松山の思いは、納得はしながらも、微妙なもの。
「いまの調子でよく回れたなという感じと、だいぶ良くなってきているのでもう少し伸ばせたら良かったなというのはありますけど、今日の出来には満足しています」

ケガをかばったスイングの
クセを修正したい

 自分の状態に大きな確信を持てなくて、成果がまったく出ないこともあれば、なぜかある程度の結果が得られてしまうこともあるのがスポーツであり、ゴルフ。

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松山の言葉は、正直だった。初日とは一転、決して良くはない調子が、今度はそのまま2日目の内容に表れた。
 アウトからスタートして3ホール目は、セカンドショットがグリーンをオーバー。続く4番は、ティーショットが池に。5番はセカンドショットがグリーン左手前のバンカー。8番もセカンドショットがいったんグリーンを捉えながらも、こぼれて左バンカーに入り、3打目もカップを越え傾斜で転がって、グリーンの反対側へ。9番は約6メートルから3パット。5番でバーディーとしたものの、スコアを3オーバーとしてハーフターンを迎える。
「パーを取ることができず、そういうところで自分自身が苦しくなって、そのあとも修正がきかなくなった」と振り返るように、バックナインでもスコアは戻るどころか、オーバーパーがさらに積み重なっていった。10番では166ヤードのセカンドショットがグリーンに乗らず、アプローチも寄せきれずにボギー。14番では、ティーショットを池に入れ、ドロップ後の3打目も池でトリプルボギー。16番ではティーショットをOBとしてダブルボギー。13番ではバーディーも、カットラインを意識する間もないくらいに瞬く間に順位を下げ、トータル8オーバーで108位タイに沈んだ。

「ショートゲームが自分の思い通りにいかなかった。
(ショットは)できていたことができなくなっているので、それをまた元の状態に戻せるようにしたいと思います」
要因は、松山もよくわかっている。昨年終盤に負った左手のケガが、やはりここにきて大きな影響となって表れているようだ。
「それをかばったスイングをやったので、そのクセがついてしまっている。それを修正していくことが大事なことだと思います。左手はだいぶ痛みのないところまで来ていますし、2日間やっても違和感は減っています。良い方向に行っていると思うので、あとは練習だけかなと思います」
 まだ今シーズンはたくさん残っているし、ここは耐えて、治すべきところはきっちり治し、焦らずに練習も積んで、着実に歩んでほしい──。彼の言葉を聞くと、多くの人がこう思ってしまうことだろう。
だがそれでも、松山のことをいちばん理解しているのは、やはり彼自身。「再来週(ウェルズファーゴチャンピオンシップ)からまたしっかりといい成績を残せるように頑張ります」ときっぱりと語る松山に、この2週間という時間が何よりの恵みとなることを願いたい。

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スコアボード

HOLE
Par
ROUND4
ROUND3
ROUND2
ROUND1
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 T
4 5 4 3 5 4 3 4 4 4 4 4 4 3 5 4 3 4 71
-- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
-- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
4
E
5
E
5
1
4
2
4
1
4
1
3
1
5
2
5
3
5
4
4
4
4
4
3
3
6
6
5
6
6
8
3
8
4
8
79
4
2
4
1
4
1
3
1
4
E
4
E
4
1
4
1
3
E
4
E
4
E
3
-1
4
-1
3
-1
6
E
5
1
3
1
5
2
71

リーダーズボード

Pos Name
1 マット クーチャー
2 ルーク ドナルド
3T ベン マーティン
3T ジョン フー
5T スコット ブラウン
5T ブライアン スチュアード
7T ブライアン ハルマン
7T ジム フューリク
9T ウィリアム マクガート
9T ローリー サバティーニ
9T ラッセル ノックス
cut 松山英樹
Total Thru Round R1 R2 R3 R4 Strokes
-11 F -7 66 73 70 64 273
-10 F -2 70 69 66 69 274
-9 F -4 69 68 71 67 275
-9 F -3 71 68 68 68 275
-7 F -4 70 69 71 67 277
-7 F -3 69 72 68 68 277
-6 F -2 69 71 69 69 278
-6 F -1 71 66 71 70 278
-5 F -5 66 76 71 66 279
-5 F -3 69 72 70 68 279
-5 F -1 69 72 68 70 279
-- -- -- 71 79 -- -- 150

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松山英樹は2014年1月よりLEXUSの所属となりました。

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